Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

熱海の文化財も大規模修繕

 当マンションの大規模修繕も終わりに近づいてきている。あしかけ3ヵ月、足場を組んでネットを掛けていたのだが、それが撤去の段階に入った。当マンションはまだ築20年にも至っていないが、熱海の文化財には築100年以上のものもある。その代表格が「起雲閣」、1919年に実業家内田信也が建てた「熱海三大別荘」のひとつ。鉄道王と称された根津一族が受け継いで、和風・洋風取り交ぜた拡張工事を行っている。

 

起雲閣の見どころ|熱海市公式ウェブサイト (atami.lg.jp)

 

 熱海に縁の深い文豪たちが集った場所として有名だった。太平洋戦争後は旅館として運営されていたこともあるが、2000年に熱海市が所有して文化財として公開(有料)、昨年末までに大規模な修復工事を終えて観光客も戻って来た。

 

    

 

 これが、表門にあたる「医薬門」。修復作業ですっかり綺麗になった。ちょうどバス停の前にあって、地元の人もよく訪れてくれる。

 

 熱海市文化財修復は、起雲閣に留まらない。当マンションの周りに点在する「熱海七湯」も、ほぼ修復を終えた。

 

        

 

 写真は七湯のひとつ「小沢の湯」。道の向かいにある「天神酒店」でタマゴを買ってきて、天然温泉卵が作れるアクティビティ付きの源泉だ。ちゃんとしたフェンスができていた。この向こうは実は大規模な空き地、ビルの取り壊し跡が生々しく、見栄えも良くないしヤワなフェンスでは転落の危険もあった。

 

 ここまでは市の事業だが、街中でも店舗の改装や新規出店が多い。夏休み前に改装を終えようというのだろう、人手不足なのに工事ネタには事欠かない。熱海は観光産業といいながら、永らく地元の建設業が市政に影響力を持っていた事情が良く分かる。

 

    

 

 この日はスタンプラリーで手に入れた、駅ビルラスカで使える500円券をもってランチに。いつもの「五味八珍」で基本メニューの「浜松餃子定食」を食べました。観光客が一杯で、整理券をもって並ぶほど。景気は上向きのようです。