Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

小名木川のほとり

 6年使った青山一丁目のオフィスの契約が終わった。「COVID-19」禍になってオンライン会合が増えたので、せっかくのオフィスや付属の会議室も稼働率が落ちていた。そこで新しいオフィスの在り方をメンバーで議論すると、いろいろなアイデアが出てきた。東京23区を離れて、八王子方面・横浜と川崎の間・いっそ鎌倉・・・等々。

 

 そんな選択肢を念頭に不動産屋巡りをしてもらった結果「江東区に面白い物件がありました」との連絡。小部屋に分かれているものの、これまでの物件に比べて総面積は広く、築年数も浅く、さらに賃料が安い。キッチンやバスルームもあり、地下鉄の駅も至近。それに何より、

 

「誠実そうな不動産屋さんでした」

 

 とのこと。物件を見せてもらって、清澄白河駅に近い不動産屋さんに行く途中で渡ったのが小名木川

 

    

 

 隅田川の方を見ると、巨大な水門と橋が見えた。萬年橋というらしい。このあたりはいわゆる下町で、高層ビルはあまりない。商店が連なるアーケード街、大勢詰め込めそうな居酒屋、庶民的な料理屋が並んでいる。その誠実そうな不動産屋さんに聞くと、御神輿の行列も出るという。それでいて、東京メトロ半蔵門線に乗れば、大手町まで10分ほどしかかからない。これは便利だということで、契約することにした。

 

    

 

 相棒と別れて秋葉原へ、半蔵門線水天宮駅で日比谷線人形町駅に乗り換え。ここも庶民的な街。秋葉原で用事を済ませる前に、駅前の<吉野家>に入った。注文したのは、牛丼・並とあさり汁。人形町で牛肉料理<今半>の前を通り、墨田川のあさりのことを思ったのが選択した理由。

 

 あさり汁の貝殻が割れて、汁が最後まで呑めなかったのが気に入らないものの、新しいオフィスをどう使おうかななどと考えながら、いいランチになりました。手元にあった最後の株主優待券も使えましたしね。ごちそうさまでした。