Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

熱海の街にも風評被害?

 春休みになって、熱海の街は大賑わい。僕ら夫婦のマンションの前の道路も、ひどい渋滞だ。熱海銀座・市役所とJR熱海駅を結ぶ幹線なのだが、片側1車線で曲がりくねっているせいだろう。歩道も決して広くないので、歩行者が渋滞することすらある。ランチタイムには、多くの店で行列ができている。

 

 <MaxValue咲見町店>ができてから、外食の機会はますます減った。観光客に混じって行列に並ぶほど、もう若くはないし。この日は禁酒日で、夕方早くに東京から戻って来た。今なら空いているだろうと、駅ビル<ラスカ>の3階に上がって馴染みの「五味八珍」に行った。たっぷり食べようと「醤油ラーメンと炒飯のセット」を注文、待っている間にネット上のニュースを見ていたら・・・。

 

    

 

 え、盛り土から放射線セシウムが出たって!

 

熱海盛り土、内部から放射性物質 福島由来か、大規模土石流の起点:中日新聞Web (chunichi.co.jp)

 

 この記事だけでは、地質学の教授が何のために盛り土を調査したのかはわからない。それでも流れ下った土砂に放射線セシウムが混じっていたことは間違いないし、その土砂は伊豆山港から熱海湾に流れ出している。復旧にあたってくれた関係者の被ばくはどうなっているのだろうか?

 

    

 

 そんなことを考えているうちに、これって風評被害につながるかも・・・と思うようになった。盛り土自身は数年前から伊豆山地区にあったわけだし、そこから雨水は沢を下って流れ下っていた。周辺で獲れた海産物は大丈夫か?いや温泉の水源はどうなっているのか?など、市民や観光客に動揺が広がるかもしれない。

 

 この短い記事1本で、熱海の街から観光客が消えたら・・・ぞっとする話だ。県や市は、早々に実態を究明して公表して欲しいものだ。このままでは「暗鬼」が街を覆いますよ。お願いします。