Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

学士会館「紅楼夢」の炒飯

 古い友人と、久しぶりの食事をしようという話になった。昨年末のCYDEFの打ち上げパーティで再会して、一度ゆっくり現況を紹介し合いたいと思っていたから嬉しい機会。いくつかの肩書を持つ彼だが、週に一度神保町に来ると言うのでその日のランチを共にすることにした。そうそう、昨年末再会できたのも神保町だったよね。

 

 指定されたお店は、学士会館の2階にある「紅楼夢」。店名は、中国清朝中期乾隆帝の時代に書かれた小説に由来する。「三国志演義」「水滸伝」「西遊記」と並ぶ4大名著で、毛沢東の愛読書でもあったらしい。

 

        

 

 狭いけれど重厚な雰囲気の入り口で彼と出会い、奥の半個室に案内された。ランチメニューは1,500円ほど。この界隈の高級店としては、極めて良心的な価格だ。彼は「翡翠きのこつゆそば」を頼んだ。ほうれん草をたっぷり練り込んだ中華麺に、鶏胸肉とキノコをふんだんに使った醤油スープがかかっている。

 

    

 

 炒飯好きの僕は「海老入りもち麦炒飯」にした。ぷりぷりの海老が5~6尾盛られていて、叉焼もたっぷり。特徴は紫の薄皮を残したもち麦の粒である。滋味深い卵スープ、食感のいいザーサイが付いてきた。

 

 彼の仕事は、僕のミッションにとても参考になる。お互いやっていることと悩み、提案したいことなど意見交換し、今後の連携も具体的に話し合えた。いい会話になったせいもあるが、とても美味しい炒飯と感じた。アクセントのもち麦が(井之頭五郎さん風にいえば)舌の上で踊っている。彼の食べている翡翠麺も、とても美しい。デザートや追加のジャスミン茶まで、100分近い充実したランチとなった。申し訳ないけれど、先週紹介した平河町のものとはレベルが違う。

 

 オフィスの最寄り駅が清澄白河と森下になった関係で、神保町あたりも身近になりました。いいお店や古書店街もある街、ちょくちょくお邪魔するようにします。