Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

大手町1stスクエア「櫟」

 このところまた増加傾向にある「COVID-19」新規感染者、しかしあらかじめ予定されていた会合をキャンセルするほどではない。この日は虎ノ門日経BPのインタビュー。安全保障が専門の記者さんからのリクエストで、ちょっと緊張した。僕がいくら軍事ヲタクだとしても、シミュレーションゲームや戦史本の世界の住人。それでも主題を「経済安全保障推進にあたっての産業界におけるサイバーセキュリティ対策」に絞ってもらったので、なんとかこなせたように思う。

 

    

 

 その後大手町へ移動、新しく付き合いのできた外資系企業さんと短いミーティングの後「場所を変えて」の夕食となった。帰宅時の混雑がほぼ3年前同様になった、東京メトロ改札口のある地下街を歩いて、案内されたのは「大手町1stスクエア」地下1階のレストラン街。このビルにはNTTグループの本社機構があり、よく来ていたのだが地下は初めて。ほとんどのレストランが通常営業で、よく流行っていた。

 

 「櫟(いちい)」という和食料理店で、落ち着いた風情のある入り口。円形のレイアウトで個室が並ぶお店で、6人用の部屋が予約してあった。テーブルのアクリル板は、客の希望で撤去できるとのこと。撤去してもらい、まずはビールでスタート。

 

    

 

 オフィスでの議論は「産業界のCISOの立場の強化」で、権限強化へのTOP経営者の理解と、企業の枠を超えた(CISO同士の)横連携が重要だと話した。くだけた場になって、僕は、

 

「白い巨塔」から「ドクターX」へ - 新城彰の本棚 (hateblo.jp)

 

 を引き合いに出して「麻酔医のような職種は専門性が高く、雇用が流動化している。腕が良ければフリーランスとして稼ぎが増えるが、ダメでもフリーター医師として喰うことくらいはできる」よう、CISOや技能者に意識改革を促してはどうかと言った。

 

    

 

 今でもCISOは中途採用組が多い、あえて流動化させるというのには抵抗感がある人(特に人事部)もあろうが、稀少人財なら社会全体での「適材適所」推進と考えればいいのではとの議論になった。

 

    

 

 その間にも次々と料理が運ばれ、あっという間に〆のご飯がやってきた。その間、僕は日本酒(浦霞)を2合ほど味わった。話に花が咲いたのも、この料理が美味しかったからです。本格的な日本料理は久しぶりでしたね。ごちそうさま。