「年末年始は静かに過ごしましょう」との政府の呼びかけに応え、NINJA家は巣ごもりで過ごした。正月休みに海外へ・・・というわけにはいかなかった。古いアナログゲームをしたり、撮り溜めておいた映画を見たりしていたが、もちろんお楽しみは食事。昨年11月に11本のマイレージワインを貰って「これで年末年始を」などと言っていたが、当然足りるはずもなく、さらに11本追加発注した。
そのうちの6本は、紅白3本ずつのボルドーワインのセット。すでに何度か頼んでいるおなじみのものだ。ある本によると、ボルドーとブルゴーニュは日本でフランスワインの双璧と紹介されるが、生産量はボルドーが10倍多いのだそうだ。ピノ・ノワールでないとブルゴーニュと名乗れないなど厳しい制約があるらしい。
赤ワインについて言うと、ブルゴーニュのものは軽めで華やか。肉料理のうちでも豚や鶏に合うという。牛肉に合うのは渋味があり重い口当たりのボルドーがいいとのこと。今日は近所のスーパーでも手に入るタスマニア産の牛モモ肉でローストビーフを作るから、上記のセットの中から紅白のワインを開けることにする。
赤身の分厚いモモ肉を片面1分程度強火で焼き、あとは野菜の上で蒸らしながら30分ほど冷ます。300g余りの量を、食べやすく削ぎ切りにしたのがこれ。そしてワインは、
・前菜用に Agneau Blanc 2019
・メイン用に Agneau Rouge 2018
を開けた。どちらもロスチャイルド家の畑で獲れたもの。スクリューキャップだが、普段使いのテーブルワインとしては高級な方だと思う。男らしく肩の張ったボトルは、これは最後にオリを貯めるための形状。オリが出ないブルゴーニュやその他のワインはなで肩のボトルだ。まあ当家では「オリも大切」と呑んでしまうから関係ないのだが・・・。
牛肉には基本的に塩・コショウしかしていなくて、味付けはワサビ醤油。さっぱりとした白ワインに続いて、赤ワインは濃厚でずっしりと舌に残る。やや強めの渋味だが、牛肉の濃厚さに合わせるのはちょうどいい。
今年もテレワーク生活は続きそうで、週末のローストビーフやステーキ&ワインも変わらないようです。ボルドーワインには引き続き、お世話になります。