Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

枝野代表への応援・・・じゃないよね

 「Returned Democrats」の党名は立憲民主党、代表は枝野議員に決まった。これで、国会議員約150名の野党第一党の外観は固まったわけだ。安倍政権があれだけメディアなどから叩かれまくりながら戦後最長7年8ヵ月も続いたのは、ひとえに野党(特に第一党)が非力だったから。「まっとうな政治」と看板を掲げながらも、与党に緊張感を持たせられなかった。

 

 今日は、与党自民党の方でも総裁選挙がある。今週中には国会で首班指名があり、新しい内閣の顔ぶれが見えるだろう。与党の一部からは、新総裁が決まりそのまま首班指名を受け内閣まで発足させたら、ご祝儀気分の中で解散総選挙・・・と目論んでいる人もいるようだ。新内閣も安倍政権の検証やら積み残し処理でゴタつき、アラが見えてからでは選挙に不利だとの思いもあろう。

 

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 ただ「COVID-19」騒ぎの今は国難、(誰もが口にするが)政治に空白は作りたくない。僕など正直に言うと、ワクチンが国民に行き渡るまでの限定で、挙国一致内閣にしてはどうかとすら思う。恐らく自民党総裁内閣総理大臣に収まるのだろうが、副総理兼経済再生担当で枝野代表を入閣させ、「COVID-19」感染拡大防止と経済対策を仕切ってもらうくらいの度量が欲しい。ついでに言うなら、維新の会OBとして橋下徹総務大臣などというサプライズもあってもいいだろう。

 

 そんな妄想に浸っていたら、別のサプライズが2つ飛び込んできた。まずは鳩山由紀夫元総理、身内に向かって「消費増税などの公約違反で党を分裂させた反省」と怒っている。分裂を修復し、新代表も決めた矢先にこれだ。

 

https://hochi.news/articles/20200910-OHT1T50137.html

 

 もっと驚いたのは菅(カン)元総理の発言、こともあろうに菅(スガ)総裁候補に対し、恐れ多くも「総理で一番大事なこと教えます」ときた。

 

https://dot.asahi.com/dot/2020090900100.html

 

 この2連発を受ければ、市民はどうしてもかつての「悪夢の民主党政権」を思い出させてしまう。合流新党=立憲民主党の旅立ちにふさわしいハナムケとはとても言えません。お願いですから、もうお二人とも何もおっしゃらないでください。後輩たちのため、全国民のために。