Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

僕の第二次欧州大戦(8)

 1941年春、史実より3ヵ月早くドイツ軍はソ連に宣戦布告した。これまでのところ全く戦闘をしていないソ連には、そこそこのBRP蓄積(120以上)がある。ただ南北に広大な戦線を支えるには、部隊の数が足りない。あと1年待つと、膨大な量の親衛赤軍(15個歩兵、4個機甲、2個空挺)が編成できるようになるのだが、それまでは手持ちの戦力でしのぐしかない。

 

        f:id:nicky-akira:20200725102320j:plain

 

 一方、ドイツ側から見れば1941年のうちに決着をつけるか、少なくともモスクワやスターリングラード前面にまでは迫っておきたい。冬ターンには攻撃が寒さで不可能になるので、秋までが勝負。そういう意味では3ヵ月早い攻撃開始は朗報である。

 

 機甲部隊を使った「突破展進」があるから、二重の防御線なら破ることができる。ソ連は部隊不足から十分な二重防衛線すら引くことができない。ドイツ軍は、

 

リトアニア国境線からタリンへ

・プリピチャチ沼沢地の北からミンスク

・同沼沢地南からキエフ

 

 の三ヵ所で突破を図った。中央のミンスク侵攻が失敗(1体1で攻撃測全滅になった)したが、他の2ヵ所では突破に成功。ソ連軍は積極的な反撃をせず、補給切れになったいくつかの歩兵部隊を見殺しにした。ここで無理に反撃に出れば、敵に被害を与えても味方にも相応に被害が出る。現状の経済力では、ソ連の国庫(BRP)の方がずっと早く枯渇する。

 

 1941年夏、枢軸側にはフィンランドルーマニアブルガリアハンガリーの4ヵ国が加わった。合計45BRPは、おおむねヴィシー・フランスに匹敵する。中でもフィンランド軍の勇猛さは、ドイツ軍をも上回ると言われている。しかしフィンランド以外の部隊は弱体なので、ソ連軍と正面切って戦わせるのは無理。ブルガリア軍には、ギリシアパルチザン狩りをしてもらうつもり。

 

        f:id:nicky-akira:20200725104105j:plain

 

 このターンは2ヵ所で突破を図ったドイツ軍は、北ではついにレニングラード前面にまで到達した。中央ではスモレンスクまであと2ヘクス。ミンスク周辺のソ連軍は大量に補給切れになったのだが、反撃で1ヘクス押し戻しかろうじて命運を保った。ソ連からすれば、次のターンを耐え抜けば待望の冬がやってくる。

 

 イギリスは特にすることもなくアメリカの参戦を待っているだけだったが、秋に衝撃が襲った。ヴィシー・フランスが枢軸同盟国として参戦したのだ。降伏後3ターンで参戦するという密約(情勢設定コマ#3)があったらしい。

 

<続く>