今回の旅行初日は土曜日、僕の仕事の都合でこの日程になったのだが、これは函館旅行にはちょっと難しい日程である。それは折角コンドミニアムを予約してウチ呑みをしようという僕たちにとって、重要な食材供給源である「はこだて自由市場」の営業日が関わってくる。
どこでもおおむねそうだが、河岸は日曜がお休み。以前いきつけの「どんぶり屋」で漁師さんたちの朝から宴会を見たことをレポートしたが、これも日曜休みゆえである。河岸が休みなら自由市場もお休みなのだ。その上市場は14時過ぎには閉めてしまうので、空港到着・コンドミニアムに無理言ってチェックイン・到着ランチをしている間に14時が近づいてくる。お腹が満たされたら、次の目標は「自由市場」である。
ランチが済んだら函館駅前電停から２区先の、新川町まで市電で行く。もう多くの店は閉めていて、陳列台のモルタルの上をホースの水で洗っている状態だ。そんな中で家内が「魚仙人」といっているオヤジさんの店が、辛うじて対応してくれた。
https://nicky-akira.hatenablog.com/entry/2020/07/16/060000
もう陳列台の上に好みのものは残っていない。それでも「欲しいものは切るよ」と言ってくれたので、「マグロの中トロ1,000円くらい」と注文し、家内は「1,500円くらい」というので「それでお願いします」と言った。仙人はにっこり笑い、氷の上のマグロの固まりから丁寧にサクを切り出し、秤に乗せて「1,400円」と言った。それを売ってもらって、他の店でほたてを買い、帰路の「MaxValue若松町店」に寄ってボタンエビと水蛸の脚を買った。
その他にも付け合わせの野菜や「秋味」という季節ビールなど買い、コンドミニアムに帰ったがまだ必要なものがある。何度か紹介しているご当地限定の日本酒「ガスバリ」である。これは近いところでは末広町のCoopで売っているから、再び市電で出撃。いくつかのCoopならではのおつまみも買って、ようやくGoalである。
写真の左側がボタンエビ、上がほたて、下が水蛸。「魚仙人」が売ってくれた中トロは、サクから僕が慎重に切った。このお味が絶品でしたね。トロリとしながらまとわりつかず、日本酒で流すと旨味だけが残るような･･･。うーん、自由市場の「使い方」が少しわかったような気がします。
