Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

クレムスの白ワイン

 観光船でなだらかな川を下る、川沿いには堤防らしきものはない。周辺の丘には古いお城、童話の世界にあるような街が桟橋沿いに広がっている。ヨーロッパの街を巡るクルーズ船には、海ではなく川を行くものもある。有名なのはライン川下りだが、ドナウ川下りというものもある。

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 ドナウ川下りのハイライトは、ヴァッハウ渓谷だという。メルクからクレムスあたりの風景が人気である。ウィーンからは列車で日帰りできるところで、一度はいってみたいと思っている。それを先取りというわけではないが、ウィーンへ行ったら「クレムスの白ワイン」を一度は味わいたい。
 
 ボーデン湖の北側の街フリードリッヒスハーフェンなどでは、湖の反射光を受ける緩やかな斜面でブドウが育っている。このように、水面の反射光は良いワインを生む要素になるのだ。クレムスの地形もそう、ドナウ川の反射光がワインに生きてくる。
 
 一昨年のウィーン出張でも、ホテル呑みと決めた日はSPARというスーパーマーケットで買ってきたビールとワインを味わった。双頭のワシはハプスブルグの紋章、ひょっとするとクレムスのワインはハプスブルグ家の領地(天領)で作られていたのかもしれない。
 
 加えてキャップの上部には、赤白赤のオーストリア国旗を模した模様が付いている。上から見ると純粋国産ですよ、とキャップが語りかけてくるように思える。アルコール度数は、ちょっと控えめの11~12度くらい。少し冷やしてきりっとした味わいが気に入っているし、アルコールが強すぎて倒れてしまうようなことも・・・量によるが、ない。
 
 最初のウィーン滞在時も、SPARというスーパー(定宿マイプレイスと同じ建物にある)で見つけて何回か呑んだ。前回出張時もメルクールで買ってきたシュニッツェルとハムの類をつまみにゆっくり呑んだのだが、これは美味しかったね。クレムスの白、これからもお世話になりますよ。