今日の午前中も大手町での会合が長引き、東京駅まで戻ってきたのは13時近かった。すぐに午後の来客があるので「何かさっと食べておかないと」と思い丸の内北口ガード下のいつもの「なか卯」へ入った。最近このお店は13時近くなると行列が無くなる。あきらかに空いてきているようだ。
ひょっとするとだが、以前余るほど配っていた卵や鳥のから揚げの無料券を止めたからかもしれない。消費者は現金なもので、今まであったメリットが無くなると足が遠くなってしまう。極端な例だが、都内で結構派手に展開していたステーキチェーン「ケネディ」の倒産は、半額チケットを出し始めたことにあるという記事を読んだ。
https://news.livedoor.com/article/detail/16982995/
さて食券を買う段になってちょっと考えた。このお店の売りは「こだわり卵」、なぜ時々通うようになったかと言うと、その卵を使った「かつ丼」が美味しかったからだと思い出した。このところ、カロリーのことを考え、ワンコインを越えるお値段のこともあって食べていない。それでもせっかくだから、今日は原点に立ち返って「かつ丼」を食べよう。
厚めのロース肉を揚げて４つに切って、卵とタマネギでとじてある。ちょっとだけ半熟っぽい卵の食感がいい。20年近く前、田舎の事業所から首都圏に転勤してきて、田舎にはなかった外食チェーンのお世話になることが増えた。オフィスの近くにあったので「富士そば」には時々行って「かつ丼」を食べることもあった。それはそれで満足していたのだが、ある日愛宕神社に近い「なか卯」に入って、最初に食べたのがこれで、とても美味しいと感じた。当時はワンコインだったように思う。
愛宕神社そばには弊社の研修所があって、年に何回かは訪れていたところ。研修所に行く前に昼食を摂ろうと立ち寄ったのが最初だった。もうそこから研修所も移転してしまい用事もなくなったのだが、先日前を通りかかったところ「なか卯」は無くなっていた。記憶があいまいだが、しばらく前に開通した「マッカーサー道路」になってしまったような気がする。
まあそれでも多くある店舗で、同じものが食べられるのだからありがたいと思うべきでしょうね。ごちそうさま。
