「日高屋」の業績に不安が出ているという。「ちょい呑み」ブームに乗って順調に店舗数を増やしていたこのチェーンにも、少し風向きが変わってきている。皮肉なことに「働き方改革」を当て込んでの「ちょい呑み」需要対応なのだが、「働き方改革」はサラリーマンのふところ事情も寂しくしたようだ。
その「日高屋」への刺客とささやかれているのが、同じ中華食堂というジャンルの「一番館」。とにかく安いので、かつての「センベロ食堂」のような好評を得ているようだ。首都圏中心に30余店舗を展開し、増殖中らしい。
https://ascii.jp/elem/000/001/908/1908951/
かつて職場があった京浜東北線JR大森駅前の一角に、「中華食堂・一番館」の看板が出ていた。「富士そば」の隣で、その前も安い居酒屋がビルの地下にあったものが、この店に代わったのだ。入ってみたいと思っていたが、その機会がないままだった。それがこの休日、川崎の駅前にふらりときて昼時に歩いていると、「中華食堂・一番館」の看板にぶつかった。
狭い間口を入って、何席あるのかわからない店のカウンターに案内された。お水もセルフサービスなら、注文もタブレット。この方式、先日「はこだてビール」で見たのと同じだ。それにしても安い、大好きな炒飯と半ラーメンのセット(税込み500円)を注文した。
しっとりした(パラリとしていない)炒飯と、もやしの入った醤油ラーメン(麺半分)が運ばれてきた。ちょっと炒飯の量に不満はあるのだが、個々にはまずくはない。炒飯を入れている黒い器を見て思い出したのが、吉祥寺の裏町にあった「一番館」という店。この店が増殖しているのだろうか?
https://nicky-akira.hatenablog.com/entry/2019/09/12/060000
それにしても休日だというのに引きも切らぬ客の入り、多くの人は600円クラスの定食を頼んで(タブレットで)いる。食事を運び皿を下げるのは、中国語を話す店員たち。店員同士の会話はほとんどが中国語だ。
お値段含めてまあ満足してお会計に立ち上がったのだが、これも自動機。レシートのバーコードを読み取らせお金を投入する方式だ。人件費高騰対策で、ここまで徹底しているのもすごいと思いました。確かに「日高屋への刺客」ですね。まあ、もう一度来たいとは思いませんが。