先日のワシントンDCからの帰路、成田からのNEXは満員だった。有人指定券売り場はもちろん自動機にも長い列ができていて、正直うんざりしたものだ。僕はB席だったが通路を挟んだCD席には、空港第二ターミナルから30歳代に見える白人女性の２人組が乗り込んできた。かなり栄養状態が良く、ひじかけからお肉が通路にあふれ出している。
僕はフライト中から読んでいるエド・マクベインの87分署シリーズを読みふけっていたのだが、東京駅が近づくアナウンスがあった後声を掛けられた。「Do you speak English?」に「A little bit」と応えると、JRの指定席券を見せてどこで降りればいいのかと聞いてきた。指定券は、品川・名古屋間の東海道新幹線のもの。東京の次が「SHINAGAWA」だよと教えてあげて、そのことはしばらく忘れていた。
熱海・東京間を通う日常に戻ったわけだが、帰りの新幹線がいつもより混雑していることに気づいた。特に、品川から乗ってくる大きな荷物を持った外国人客が目立つ。荷物の分だけより混み合う感じがする。ひとつにはラグビーワールドカップ開催中なので、外国人客が多いのは確かだ。しかし、どうして品川で･･･と思っていて上記の２人組のことを思い出した。
NEXから東海道新幹線への乗換えは、東京駅だと割合遠い。西端の地下にある横須賀線から東の上階にある新幹線までは距離も高低差もある。一方品川駅では、横須賀線の隣が東海道新幹線なのだ。不慣れな外国人向けに、旅行社が品川乗換えを勧めているのだろう。
来年のオリンピック／パラリンピックもあるから、成田から品川経由で名古屋方面への外国人乗客は減ることはないだろう。そうすると今後も品川駅での混雑は続くのだろうか？すくなくとも当分（ワールドカップ期間中）品川近辺での仕事が終わった後でも、帰りの列車には東京駅まで戻って乗った方がいいかもしれませんね。
