Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

京都府立植物園を散策

 京都滞在のエクスカーションとして、この日訪れたのが「京都府立植物園*1」。地下鉄烏丸線で、鴨川を渡った先の北山駅を降りたすぐそこにある。ほぼ24ヘクタールの広さを持つ府立の植物園で、1.2万種類・12万本の植物が育成されている。明治時代までは上賀茂神社の一部である森だったが、大正天皇の指示によって植物園としての整備が始まったという。事実上、隣接している京都府立大学の(生物学上の)実験場と言える。

 

 あいにく時折小雨が降る天候で、まだ梅がちらほら咲いている程度。それでも、綺麗に整備された樹木や草花を見ながら、地元の人たちが歩いている。

 

        

 

 今週末までの特設コーナーには、菜の花など時期の草花展も開催されていた。その最後のブースは、この植物園のスポンサーでもある<タキイのタネ>のものだった。

 

    

 

 学術的な意味だろう、絶滅危惧種のコーナーもあった。中国品種のコーナーも。

 

    

 

 回遊型の庭園として、中央には大きな池。あずまやもいくつかあり、昼食を楽しんでいる人たちもいた。トンビが観光客のランチを狙って急降下してくるように、多くの鳥がいる。中には水鳥も。ひなびた水車小屋が、リズミカルな音を立てていた。その音がはっきり聞こえるほど、園内は静かだ。

 

    

 

 ハイライトは大掛かりな施設である温室。熱帯雨林のコーナー、砂漠地帯のコーナー、寒冷高原地のコーナーに、珍しい植物が展示されている。海外旅行で見たことのあるものや、家内の屋上ガーデンで育っているものもあった。最後に蘭のコーナーがあり、色とりどり、華麗に咲き誇る蘭を堪能できた。

 

 このような大規模施設が、半分はアカデミアのためとはいえ維持されているのは立派です。温室含めた入場料400円は安いですね。

 

*1:京都府立植物園 - Wikipedia