Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

高級ランチ「ふくべ寿司」

 江東区にオフィスを移して1年になる。外国人が増えたなどの噂もあるが、本場の江戸前・下町風情を失っていない界隈である。これまで、中華食堂が多いことや、馬刺しの名店、古風な居酒屋などを紹介している。今回はお寿司屋さん。都営大江戸線清澄白河駅森下駅の中間にある「ふくべ寿司」でランチとした。

 

 売り物は日本産ワインの品ぞろえだというのだが、それはディナーのこと。ランチの売りは「他店の1.5~2倍」という言葉だ。丼のご飯は2倍、ネタは1.5倍、握りの飯も1.5倍だという。

 

    

 

 相棒が入ってみて「とても美味しかった。夫婦でもやってきた」というので、僕も誘ってもらったもの。L字型のカウンターに10人は座れないほど小さな店。デイナーは4人から貸し切りができるらしい。ランチメニューの中から選んだのは、握り寿司(2,200円)。

 

    


 わかめの酢の物と出雲産しじみの味噌汁が付いた、8カンと卵焼きの握り寿司が5分ほどで登場。メジマグロ(本マグロの幼魚)の赤身、本マグロの中とろ、コハダ、海老、白魚の軍艦巻、タコ、アナゴ、サワラの8カンである。

 

 大将の話によると、白魚のいいのが入ったのと、冬のサワラは塩で締めてあるのでお勧めとのこと。サワラは春の魚と思われがちだが、冬に脂ののりがいいという。特にマグロ2カンが肉厚で舌触りもいい、中とろは舌の上で溶けてしまった。いずれもご飯の量が多く、ランチ向き(*1)である。しじみ汁の滋味深く、例によって全てのしじみの身を食べ尽くした。

 

 熱海にも「江戸前」を掲げた寿司屋はあるが、ここは本物の江戸前。本格的な握り寿司は、函館のどんぶり横丁以来のような気がしますし、1ランク違った美味しさでした。今度はディナーでお世話になりたいですね。ごちそうさま。

 

*1:お酒を呑む場合は、何種類もネタを食べたいので、ご飯は少ない方が好まれる。