Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

太平洋岸を襲った線状降水帯

 益田のホテルで目覚めると、弱い雨が降っていた。全国的に天候が不安定で、特に昨夜は千葉~茨城~福島各県の太平洋岸で、激しい線状降水帯が発生したという。朝食バイキングはなかなか美味しく、たっぷり食べてホテルを出た。益田駅から萩・石見空港へは、フライトに間に合うようにバスが1日2本(!)出る。

 

 無人駅にいても仕方がないので、バスを待たずタクシーに乗った。15分ほどかかったが途中立派な神社などを見ることができた。スマホのMAPによると「柿本神社」、あの柿本人麻呂ゆかりの神社だとある。かつては波の荒い太平洋岸より、日本海の航路が重宝された。例えば、北前船である。萩も同様だが、そのころの栄華が、この街にも残っているようだ。

 

    

 

 ここを発着するのは、ANA便が2本だけ。場所は島根県(石見の国)だが、主要な観光地として萩の名を冠した空港だ。萩までは事前予約の乗り合いタクシーが便利で70分ほど、津和野までは30分ほどで行く。路線バスで益田駅に行き、2時間待って山陰線で東萩駅まで・・・というのは不便すぎる。もし今度家内と来るなら、乗り合いタクシーを予約しよう。

 

        

 

 タービュランスがあったとのことで、到着便が10分ほど遅れ、出発は予定より20分ばかり遅れた。加えてやはり天候不良で遅れが増し、羽田上空が混雑していて待機状態になってしまった。ふと窓の外を見ると、房総半島の上を飛んでいた。

 

        

 

 多分鴨川市の上空だろう、河口に向けて茶色く濁った水が流れて来て、海に流れ出している。漁港のあたりから、徐々に薄くなりながら茶色い水面が広がっていた。茂原市では水没したエリアもあるとのことだし、日立市でも孤立した地域があるとニュースが伝えてくれた。

 

 線状降水帯が去ったあとの太平洋岸、上空から見ることが出来ました。被害が少なかったことを祈りますよ。