先週ご紹介したように、今秋の解散総選挙に向けて政局は動き出している。この1週間の動きを見ていて、それは確信に変わってきた。支持率が頭打ちな岸田政権としては、総選挙前に3段ロケットのようなものを打ち上げる必要があるのではないかと思っている(*1)。
1段目:内閣改造等の人事
2段目:旧統一教会の解散に向けた動き
3段目:何かインパクトのあること・・・
1段目は噴射されたのだが、結果は思ったほどではない。プラス要因として女性閣僚5名があったのだが、副大臣・政務官に女性ゼロで帳消し。党の選対委員長に小渕議員を選んで「ドリル事件」を思い出させたのはマイナス要因。
首相補佐官に元国民民主党副党首の矢田氏を起用したのは、同党の連立入りをほのめかして支持率を下げようという企て、凶と出るか吉と出るか?公明党はもちろん、正式名称が決まった「日本保守党」も含めて、いろいろな連携の可能性は(選挙の結果で)出てくるだろう。
2段目については、先週の日曜討論に同教会と関係があったとされる2人(盛山文科大臣・木原防衛大臣)が出演、いずれも「もう関係ない」と言った。盛山大臣は解散請求の担当大臣であり、それが成されるなら「決別」の印象を与える効果はある。
問題は3段目、まだよく分からない。ウクライナへの(廃棄予定の)74式戦車供与などしたら、一部野党やメディアから叩かれまくりそうだ。いろいろ見ていて、気になったのはこの記事。
横田夫妻ひ孫は「チオニちゃん」 孫の夫は日本語「堪能」(共同通信) - Yahoo!ニュース
横田夫妻がモンゴルでひ孫らに会ったのは、2014年のこと。10年前の内容をなぜ共同通信は記事にしたのか?「時間がない」とは家族会の切迫した思いであることは承知しながら、メディアが今取り上げたのはなぜだろう?また、先週NHK-BSも、日朝交渉の舞台裏番組の再放送をしていた。
ひょっとして3段目はこれ?と思わせる記事でしたよ。