Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

日本の政党地図が変わる?

 G7広島サミットは、岸田政権にとっては及第点のつけられる結果だったろう。債務上限問題を抱えたバイデン大統領もちゃんとQUADの会合まで残ってくれたし、なによりゼレンスキー大統領の来日が大きい。海外メディアも従来のG7以上に、詳しく伝えてくれたと思う。

 

 本来「外交は票にならない」のだが、支持率も上昇。維新以外の野党の支持率も伸び悩んでいる今こそ、衆議院解散の好機ととらえる人も少なくない。ただ与党に不安要素がないわけではない。

 

・足立区議員選挙で、自民党が7人落選

・10増10減で新しくなる東京28区では、公明党と調整できず

 

 公明党にも不安要素がある。先の補欠選挙では、投票数が下がった。地方統一選挙もあったし、集票マシンに疲れ(老い?)が見える。

 

    

 

 維新の会は着実に大阪以外でも得票数を伸ばしていて、候補者擁立も進めている。しかし十分な被選挙権者教育ができていない面があり、スキャンダルがくすぶっている。とはいえ立憲民主党の内紛は相変わらずで、野党第一党は維新になる公算が出てきた。れいわ新選組や旧NHK党にもかつての勢いはなく、参政党はまだ正体がわからない。

 

 衰勢が目立つのは共産党。京都の大物を除名したことで、党内に亀裂が入った。立憲民主党との選挙協力も昨年失敗、それでも未練は一杯だ。そしてついに、

 

日本共産党が中国共産党と和解するのはなぜか 岸田文雄政権の防衛費拡大への危機感が後押し | 中国・台湾 | 東洋経済オンライン (toyokeizai.net)

 

 という始末。この記事自体は誇張かもしれないが、もはや国内の党員の支持と<赤旗>の収入だけでは政党運営もままならないのかもしれない。もちろん、露骨に習大人マネーが流入するようでは、自壊が早まるだけ。

 

 一部報道では「政局の女王」が維新と「現代の薩長同盟」を締結して自公連立を破るというものもありました。直ぐの総選挙はないと見ていますが、水面下の蠢きは激しくなりそうで・・・。