Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

取り越し苦労とは思うけど

 先週は、いろいろと気になる記事があった。まず横浜エリアの大停電、6万戸以上に影響が及んだという。すわ、電力インフラを狙ったサイバー攻撃かと思ったが、川崎市内での地中管工事のミスだった。次に明治用水の水位が下がって、工業/農業用水が確保できないという件。これも川底が抜けたという「事故」で、人為的な何かが原因ではなさそうだ。

 

 この件の対処については、まずポンプを並べて工業用水の確保、農業用水は当面対策のメド立たず、農家に「田植え少し待ってね」というていたらく。先日三重用水の保全担当者さんから「最大毎秒約7トン(農業用6トン、水道用0.7トン、工業用0.2トン)を供給できます」と聞いていて、そこでは工業用水の比率はほんのわずかだった。用水によって、プライオリティは違うものだと納得した。

 

 ロシアのウクライナ侵攻で国際情勢が一気に変わり、日本も含めて準戦時モード。何かがあると「攻撃」かと疑ってしまうのはやむを得ない。もうひとつ、これは海外でだが、ちょっと気になるニュースがあった。

 

    

 

欧米で「サル痘」続発 感染連鎖、注意呼びかけ | 共同通信 (nordot.app)

 

 天然痘に似た感染症<サル痘>が、欧米でヒトに感染した事例が増えているという。英国ではヒト~ヒト感染も報告されていて、保険当局が「異常な事態」と言っている。というのは、この病気はアフリカ由来のもので、前回の感染騒ぎは2017年のナイジェリアでのもの。今回アフリカ諸国での感染が見られないことから、どこから来たのか疑念を呼んでいる。

 

 このウイルスの感染経路も、飛沫・接触である。「COVID-19」禍で手指消毒やマスクをしているケースも多いのに、なぜ今感染拡大が起るのだろうか。致死率は1~10%と言われるが、他に重大な疾患が無ければ重症化したり死亡に至るケースは少ないとのこと。特に僕ら種痘を経験している世代では、心配はなさそうだ。

 

 気に入らないのは、やはり欧米ばかりに感染者が出ていること。ひょっとして対立してる某陣営の「生物兵器」だったら・・・と思ってしまった。紛争の専門家は「大量破壊兵器を使うなら、核兵器使用の前に生物・化学兵器から始めるはず」と言っていた。その段階に来たのかもしれない。

 

 疑心暗鬼はそれ自体が問題、僕の取り越し苦労であってくれればいいのですが。