政府のお勧めに従って、ほぼ「Stay Home」の日々を過ごした連休だった。その結果在庫のワインが少なくなって、また青い日系航空会社のサイトを開いた。ちょっとLook&Feelが変更されていて戸惑ったが、いつものワイン棚に到着。すると・・・
「品揃えが減っている!」
20,000マイルのワイン棚には本物のワインは1本もなく、高そうな日本酒が2種類だけ。その他の棚もめっきり寂しい。「COVID-19」禍も1年以上になり、僕自身も海外には1年半近く、国内だって半年近くフライトに乗っていない。航空会社の方も仕入れておいたビジネスクラス用のワインをこのサイトで捌いていたのだろうが、ついにそれも底が見えてきたのかもしれない。
慌てて発注しようとすると家内が「なるべく高級品がいい、アタシ中心蔵」などという。そこで選んだのが「ビジネスクラス・豪州ワイン3本セット」10,000マイルである。中国にいじめられているオーストラリアは、ワインの関税を上げられて困っているらしい。ならば男気を出していただこうではないか・・・ま、そんな大げさな話ではないが。
発注から数日で届いたのがこれ。左から、
◆Tow Hands 2019年もの、葡萄はシラーズ
◇Skuttle Butt 2018年もの、ソーヴェニヨンブランにセミリオンが少々
◇Baddaginie Run 2018年もの、葡萄はヴェルディーリョ
早速次の日のディナーに「富士山」という地元のプレミアムエールと一緒に食卓に乗せた。お供は近所のスーパーで買ったチリ産のサーモン。
サーモンは同じスーパーの魚屋で何種類も売っているが、脂ののった形のいいサクを選んでいる。ほぼハズレなしの食材である。大きめのサクなのでタテに半分に切って、ちょっと厚めに切ると一口で食べやすい。左隣はアボカドディップとドンタコス。
地元の「富士山」エールは、かなり淡い色。ドンタコスによく合う。続いてSkuttle Butt、鮮烈な香りとシャープな味。サーモンの脂をよく洗い流してくれる。独特な香りは、少々混ぜられているセミリオン種の葡萄のゆえだろうか?
美味しかったのでもう3本頼もうと航空会社のサイトを開いたのですが、もうワイン棚にありませんでした。うーん、残念。