Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

1万マイルで10本!

 当家の「ニューノーマル」のひとつは、マイレージで貰うワインである。度重なる海外出張で溜まるマイレージ、しかしそれももう過去の話だ。昨冬から海外出張には出ていない。これは、逆にマイレージを使えないということでもある。これまでは、アップグレードでマイレージを使うことが多かったからだ。また特典航空券をもらって海外旅行に行くというのも、当面は無理そうだ。

 

 そこでもっぱらワインを貰うことにして、赤い日系航空会社の方は家内の分も含めてほぼ使い切った。でも青い方はまだずいぶん残っている。これまで、両方のマイレージで何度もワインを送ってもらった。大体1万マイルで5~6本のセットである。

 

 赤ワインばかりのセット、白ワインばかりのセット、取り混ぜたもの、ボルドーのセット、新世界の詰め合わせ等々、ずいぶん貰って呑んだ。在庫がほぼ無くなったので、新しく発注しようとWebサイトを見ていたら、メニューが一新されていた。新しいセットの中に・・・え、1万マイルで10本!

 

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 すかさず発注、10日ほどで届いた。赤ワイン5本、白ワイン4本、スパークリングワインも1本あった。半分以上はすでに経験済みのもので、南アフリカの「ライオンズランド」、スペインの「サングレ・デ・トロ」、ボルドーの「アニョー・ブラン」は馴染みのものだ。新顔としては、オーストラリアの「グラント・バージ」の赤白、これは楽しみだ。

 

 当家には思わぬプレゼントになったけれど、どうして新メニューで大盤振る舞いしてくれたのかを考えてみた。少しだけ国際線が飛び始めたものの、恐らく乗客は昨年同時期の5%くらいではなかろうか。つまり機上で消費されるワインは、5%くらいだということ。仕入れの方は1年前に契約していたとしたら同じだけ入ってくるから、95%のワインが余ることになる。

 

 国際線のフライトでは、ずいぶんいろいろなワインを呑ませてもらった。それは嬉しいのだが、気圧の関係か出張の緊張(特に英語ストレス)かで本当の味は分からないように思う。せっかくいいワインなら、落ち着いて呑めるのがいいに決まっている。航空会社には申し訳ないのだけれど、10本貰えて大変満足しています。飛べる状況になったらもちろん利用させてもらいますから、僕のわがままを今は許してね。