Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

6月知事選の対抗馬

 この日、僕は昼頃に熱海駅に行き、新幹線に乗ろうとしていた。改札口のところですごく背の高い人に追い越されて、あれ?と思った。見覚えあるその後ろ姿は、熱海市の斎藤市長だ。同姓同名のミステリー作家斎藤栄という人がいるが、市長はずっと若い。190cm近い長身だから良く目立つ。付き人一人と、足早に下り線ホームに向かっている。出張だろうが、行き先は東京じゃないんだ。どこだろう?と思った。

 

 すると翌朝、こんな記事が出た。

 

コロナ変異株 静岡県市長会「緊急事態宣言の要請を」 県に要望   - 毎日新聞 (mainichi.jp)

 

 斎藤市長らが静岡県市長会・県町村会として川勝知事を訪問、静岡県に緊急事態宣言を出すよう要望すべしと迫ったという。英国型の強感染力のある変異ウイルスは静岡県で最初に見つかり、その後県東部の保険所管内だったことも報道された。そんなこともあって住民の不安も高まっているし、Go Toが止まって観光・飲食関連で悲鳴も上がっている。だから緊急事態宣言をと要望したのだが、知事は「緊急事態宣言は無理筋」と言って取り合わなかった。たとえ要望しても国が受け入れることはないと、決めてかかっているようだ。

 

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 県の市長会というれっきとした機関の要請に対して、門前払いに等しい扱いはひどいと思う。県政には僕自身あまり関心が無かったのだが、このところの川勝知事のふるまいについては不信感を高めている。まずリニア新幹線の工事中止を求める「通せんぼ」があるし、帰省等年末年始の自粛を県民に求めながら、自ら軽井沢の別荘で年越しをしたという件もあった。

 

 そこに加えて今回の「門前払い」、ちょっと6月の知事選で4選の立候補をされたとしても支持できないと思い始めた。ただ選挙に強い方なのも確かで、自民党県連などは歯噛みをしているらしい。それというのも、適切な対抗馬が立てられないからという。

 

 それなら県市長会の会長でもある斎藤市長が、知事選に立候補されてはいかがだろうか?もともと土木工学科出身で国土庁入省の人、リニアの工事についても川勝知事以上に知見や人脈がおありだろう。土建屋市政だった前市長に勝って市政を刷新して現在4期目、僕は政治家としての手腕は買っています。今度は県政を刷新してもらえませんかね?