Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

政局の女王への警戒

 「COVID-19」感染拡大の緊急事態宣言が1都2府8県にまで広がって、お酒の提供は19時までとか、昼呑みがいいわけではない、20時までは出歩いていいわけではない・・・など市民の行動を縛る発言が医師会や政府関係者から出続けている。

 

 家呑みまで制限されるようでは敵わないと思うのだが、意外と日本の市民は大人しいようだ。それでも何人かの人に対するバッシングは激しさを増している。菅総理のブレーンと言われる東洋大竹中教授の名前はあまり出ないが、菅総理自身・オリパラ委員会森会長・小池都知事らに関しては毎日のように非難の記事が躍る。

 

多くの人がまだまだ知らない「小池百合子の正体」(井戸 まさえ) | 現代ビジネス | 講談社(1/6) (ismedia.jp)

 

小池百合子都知事は「初の女性総理候補」になる器はあるか|NEWSポストセブン (news-postseven.com)

 

 特に小池都知事については、上記のような記事が目立つ。まあ中には舛添元都知事による、毎日のような非難記事もあるのだが・・・。

 

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 東京都と政府の対立はわかるのだが、東京都そのものの「COVID-19」感染拡大対策がそれほどひどいとは、僕は思わない。上記の記事を見てもこのところの都知事の対応を非難するというより、その資質を問う傾向にある。

 

 発足当時非常に高かった菅政権の支持率はどんどん下降してきて、先日のNHK調査では不支持が支持を上回った。どのみち秋までには衆議院議員選挙はあるし、与党としては「機を失した」感もあろう。このまま支持率が下がって総選挙に追い込まれれば、ひょっとして麻生政権の悪夢・・・という気もするかもしれない。

 

 ただその時の「主敵」は、立憲民主党枝野代表ではないような感じだ。相変わらず歯切れよく正論を述べてはいるが、では立憲民主党に政権遂行能力があるかというと、大きな疑問符を付けるのは僕だけではないだろう。そんな時一番気になるのは「政局の女王」が都知事を辞職して国政復帰を目指すこと。このところの「都知事非難」は与党側の、総選挙対策としての布石ではないかと疑われる。

 

 与党としては「COVID-19」感染拡大を抑え込み、なんとかオリパラもやって落ち着いて秋に総選挙としたいのでしょうが、そう簡単ではありませんね。ワクチンがどのくらい効果を発揮するか?強感染力の変異種は?など不確定要素が多いですから。