Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

NHK日曜の囲碁番組

 4月に「Stay Home Week」になってさてどうしようかと思い、昔やっていたことを思い出してみた。小学生のころ麻雀を覚え、中学生のころは将棋とミステリー、高校生になって囲碁を始めた。大学生になると麻雀熱再来、大学院の時にシミュレーションゲームと出会った。この中で、ミステリーは今も続いている。

 

 「三密」の代表格麻雀は、いまさらやる気にはならない。そもそも付近に相手はいない。ならばと思って、囲碁番組を見てみることにした。高校・大学、あるいは就職してからも、日曜の昼時にはNHK囲碁番組を見ていた。かつては隔週で将棋の週、囲碁の週が来たのだが、いつの頃からか10~12時が将棋、12~14時が囲碁になっていた。

 

 一流棋士同士の早碁、一手30秒以内合計10分の考慮時間で、おおむね90分で一局が終る。ちゃんと解説もしてくれるので、勉強にもなった。大学院時代には、講座の助教授が囲碁好きで何度か対局した。実力的には互角だったが、講義同様ヤクザな棋風の先生で、思わぬ反撃で仕留められた記憶ばかりが残っている。

 

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 就職しての事業所ではそういう機会に恵まれなかったが、派遣になった東京の事業所、後に転勤した本社機構では好きな人たち(みんな先輩だが)がいた。東京の寮暮らしでも、日曜日の囲碁番組はほとんど見ていた。

 

 テーブルゲームとコンピューターには、深い関係がある。一番最初にコンピューターが世界チャンピオンを破ったのが「チェッカー」。単純なゲームなので40年前のコンピューターでも可能だった。次に「チェス」、駒をうてることで「チェス」より難しい「将棋」もやがてコンピューターが制した。しかし「囲碁」だけは当面無理だなと30年前には思っていた。

 

 久しぶりに囲碁番組を見て解説を聞いていると、AIの話がしょっちゅう出てくる。数年前にAIブームがあって、今は「AI時代」として「前AI時代」とは区別するべきなのだそうだ。棋士の評価にしても「彼は若いがAIを積極的に取り入れ・・・」という次第。今やAI同士が囲碁を打ち、その結果を人間が勉強しているともいう。

 

 僕などはろくすっぽ読みもせず、「パターン認識」で打っていた。例えば「この形は見ずにハネる」とか「意地でもオスところ」などという次第。日曜のこの番組、欠かさず見るようになったので、ちょっと勉強しなおして初段に挑戦してみましょうかね・・・無理かな?