「緊急事態宣言」が延長になったが全国一律ではないため、「特定警戒都道府県」ではない地域での対応がまちまちになってきた。ここ熱海は「特定･･･」ではないはずなのだが、斎藤市長は早々に「20日までの自粛延長」を打ち出してしまった。
たまには外でランチをしたいので、レストランなどはどのくらいの店が開いているか調べてみた。感触としては１～２割が通常営業（もちろん夜はPM8まで）、２～３割がテイクアウト営業くらいのようだ。熱海銀座では、「ごっつお屋まーる」と「山洋水産」とあと２軒くらいしか通常営業していない。今日はその中の１軒、「福ヤ」にやってきた。
熱海銀座の海よりに、派手な提灯を並べているお店。実質的にビアホールのようなもので夜の営業がメイン。様々なおつまみを出し、ビールのお代りをしてもらい･･･締めにラーメンはいかがという具合。
いつごろから営業しているのか、僕には記憶はない。入ってみると、２人掛けテーブル２つ、４人掛けテーブル５つほどの小さなお店だ。以前紹介した「濱よし」同様、壁一面に芸能人の（来店記念）色紙が飾られている。時節柄先客は３人だけ、みんなとんこつラーメンを食べている。トッピングのバリエーションはあるけれど、ランチメニューはほぼラーメンだけ。
店員さんは一人だけ、雰囲気はインド人だ。シンプルに「とんこつラーメン」（750円）を頼んだ。インド人のお兄さんが何か聞いてきたが分からないので聞き返すと、「カタサドーシマス」という。麺の茹で加減だと分かって「普通」と応えた。
彼はすぐに麺を茹で始め、３～４分で出来上がり。白濁したスープは独特の（失礼！ちょっと豚臭い）香りがする。卓上にあった紅ショウガを加えて食べ始めた。スープは思ったよりはあっさりしているが、コクがある。麺は細いストレート麺、「普通」と注文したのだがかなり固めで好みからするとちょうどいい。ここではこのくらいのが「普通」なのかと驚いた。その他には大き目のチャーシューと、たっぷりの刻み葱。数カケラの肉カスが入っている。
前の２人組が「替え玉」を頼んだ。この濃厚なスープは、替え玉も美味しく食べさせてくれる。これがとんこつスープの良いところ。ちょっと迷ったけれど、本日は替え玉は見送り。平日のランチだと、替え玉か小ライスが無料だということなので、今度はそれを食べに来ましょうかね。ごちそうさま。
