僕は病理学に詳しいわけではないが、「COVID-19」騒ぎの比較的早いころから、このウィルスの特性について知識のありそうな人には質問している。知りたかったのは、
・感染力の強さ
・重症化率や死亡率
・突然変異の可能性
である。専門家からはウィルスは宿主の体から出て最大14日はアクティブだと聞いた。その後いろいろな研究結果報道があり、空気中で3時間などの「寿命」がわかってきた。死亡率などは、欧米と日本では大きな差がある。これは突然変異による公算が高いとも聞かされた。武漢ウィルスはイタリアに渡って突然変異、それが欧州を席巻し米国に渡ったとも考えられる。
日本や韓国にはオリジナルの武漢ウィルスがやってきて、さほど高くない死亡率で推移していると考えられる。突然変異したとすれば、何か所かで報告された「二度感染した人」というのも理解できる。
PCR検査による陽性・陰性判定の不安定さも気になっている。恐らく「偽陽性」のような段階があるのではないか?それが不安定さをもたらすと同時に、死亡・重症・中等症・軽症・無症状と末広がりに広がるピラミッドのさらに下に「ウィルス感染はしているがPCRでも陽性にならない」層を作っているのではなかろうか。
そう思っていたら、米国カリフォルニア州で抗体検査を3,300人ほどにしたところ、実際の感染者は確認されたものの50倍以上いるとの結果が出たという報道に出会った。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58251390Q0A420C2EAF000/
次に知りたいのは抗体を持ってしまった人が、他人に感染させる可能性は残っているかということ。感染させる可能性は小さいのではないか。もしそうなら、「自粛」一辺倒の政策は転換ができるかもしれない。
熱海市では、昨日最初の感染者の報告があった。しかしPCR検査も限定されている状況では、潜在感染者はいるだろうと思われる。さらにPCR検査でも確認できない抗体のある人は、もっと大勢いるはずだ。
市長は熱海市に別荘を持つ人に「熱海に来ないでくれ」と呼びかけ、私権制限を「要請」している。しかしその人が抗体を持っていたら、感染するリスクもさせるリスクも小さいので来熱海してもいいのではないか。抗体検査をして、それが確認された人から経済活動を再開するという案はいかがでしょうか?