Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

抗体パスポートってあり得ないの?

 日本はワクチン接種が遅れているという指摘もあるが、医療従事者から来月には高齢者へと対象が広がると聞いている。ワクチン接種を終われば、感染率が1/20、死亡率が1/100になるともいう。副反応のアナフィラキシーの報告が日本では多いという話もあるが、そのリスクより接種のメリットの方がずっと大きいと政府・医師会では説明している。

 

 60~70%の人がワクチン接種をすれば「COVID-19」騒ぎは収まるということらしく、とにかく多くの人に接種に来てもらおうというわけだ。ならばだが、接種をした人に「ワクチンパスポート」を与えて、自由に動き回ってもらおうという発想があるのではないかと思った。EUでは夏の行楽シーズンまでに、旅行者の安全と観光振興のためにこの制度を法制化する動きがある。

 

 緊急事態宣言下の東京都でも人出は増えていて、感染者数も下げ止まりからリバウンドの兆候さえある。みんな「自粛疲れ」なのだ。パスポートを持っている人は夜10時過ぎてもお酒が飲めるというなら、ワクチン接種のインセンティブにもなろうというもの。ところが、ある議員が「差別が起きるから絶対によくない」と国会で河野・田村両大臣に迫ったとのニュースがあった。

 

「河野大臣はワクチンパスポート推奨?」青木愛議員の質問に河野大臣の答えは… (fnn.jp)

 

        f:id:nicky-akira:20210317122200j:plain

 

 菅総理も(一般高齢者として)順番を待ちますと言っていたのに、米国出張が決まるや早速接種を受けている。海外出張・旅行には事実上ワクチン接種は必要なのだ。海外の動きも見て、僕ら夫婦もワクチン接種をしようかという方向に傾き始めている。海外旅行の自由のためのパスポートなら、国内での経済活動再開に使ってもいいのではなかろうか?

 

 そこまで考えて、ワクチン接種は抗体を作ることが目的だよねと思い出した。約1年前に抗体検査をして、それがある人から経済活動再開すればいいと主張したことがある。

 

「自粛」だけが芸じゃない - Cyber NINJA、只今参上 (hatenablog.com)

 

 いまはワクチン接種という抗体獲得手段もあるのだから、それも含めて「抗体パスポート」発行ってできないのだろうか?抗体の有無は個体差なのだし、差を埋める手段(ワクチン)もある。これによる差別と考えるのではなく、区別として順次自粛回避に持っていく。そんな発想ってできませんかね?