Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

創業80年「餃子の濱よし」

 週に1~2度東京にでかけるだけで、あとはPCとスマホで仕事をこなす「テレワーク」が板についてきた。しばらく前は大規模な会合が軒並み中止になり、今まで時間が取れずにできなかった個別訪問をしていたのだが、いよいよそれも好ましくなくなってきたからだ。

 

 今日も午前中、一つのビデオ会議を済ませた。さて、ランチはどうしようかと思い熱海の街に出掛けてみることにした。この街に住むようになって20年近く。実は、いっぱいある街中のお店の大半は未経験だ。

 

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 選んだのは、一度だけ入った記憶がある熱海銀座の南口近くのお店「濱よし」。創業80年と看板にあって、レトロな「昭和の中華食堂」の絵が掛かっている。ここの売りは「肉汁たっぷりの羽根つき餃子」。餃子のほかには各種ラーメンがあるくらいの、シンプルなお店。メニューの裏面はアルコールなどの飲料だった。

 

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 昼前の時間だったが、僕が最初の客。小上がりに2卓とあとは2~4人テーブルが20席ほどの小さな店だ。調度はレトロなものばかり。「大村崑オロナミンC」の看板があったり、多分稼動しないブラウン管TVや大きなトランジスタラジオが飾ってある。壁面上部には20枚ほどの色紙、「濱よしさん江」と有名人らしきサインが書いてある。

 

 注文したのはランチメニューの醤油ラーメンセット。羽根つき餃子4個に小ライスと杏仁豆腐が付く。店員さんは少し日本語が怪しい。南アジア系のように見える。しばらく待って運ばれてきたのがこれ。

 

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 ラーメンはやや小ぶり。逆に餃子は思ったより大きい。ラーメンスープはちょっと泥臭いが、懐かしい味。子供の頃田舎のラーメン屋で食べたものに近いかもしれない。チャーシュー(というより角煮の厚切り)はかなりの量。温泉マークのナルトが可愛い。麺は手切りのようで、太さがバラバラ。スープの量はさほどではないが味が濃いので、ちょっとだけあるご飯が嬉しい。

 

 小麦粉を水で溶いてフライパンに流し込んで餃子を仕上げると、このように羽根が付いたように見える。この羽根も結構おいしい。餃子本体は売り文句通り「肉汁たっぷり」である。4個はかなりお腹にたまった。

 

 そのうちに商工会議所(通りの向かいにある)の人が一人、若い観光客が5人ほど入ってきて観光客はビールを飲み始めた。とっても昭和っぽい気分で、お腹いっぱいになりました。「コロナ禍」転じて熱海探訪を深めることにしましょうかね。