Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

献血しても本当に大丈夫?

 新型コロナウィルス騒ぎは、一向に収まる気配を見せない。中国当局武漢エリア以外の中国各都市では蔓延は抑えられていると言っているが、いくら数字を並べられても頭から信じるわけにはいかない。

 

 サンフランシスコ沖で「ダイアモンド・プリンセス」と同じ運営会社のクルーズ船でが、船内感染を起こしているともいう。日本政府はようやく中国・韓国からの入国に制約を要請するとしたが、国内でかなりの広がりを見せている今では効果は限定的だ。

 

 その韓国やイタリアの感染者数がうなぎのぼりで、日本はそれほどでもないので「意図的に検査数を抑えているのではないか」と疑われているという。僕が話を聞いたお医者さんは、「検査というのは処置を変えるためにするもの。特に症状がない患者が仮に陽性だったとしても、安静にしていろという以上のことはできない。陰性と陽性で処置が変わらないなら、検査に意味は薄い」と言っていた。

 

 小中高の休校、学童保育に子供があふれ、ヒマを持て余してゲーセンやカラオケに子供(&親)が繰り出すようでは、何のための「休校」かわからなくなる。さらにイベントを自粛し、不要不急の外出を控えるとなるといろいろなところに歪が出てきた。

 

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 お土産が売れないとかフライトが減便・・・くらいは仕方ないかもしれないが、献血者が減少して血液不足が現実になってきているのは問題だ。出歩かなければ、当然献血所にも立ち寄らないのだから。白血病から復帰して練習を始めた水泳の池江選手がSNS献血を呼び掛けていた。

 

 

https://blogos.com/article/440842/

 

 それは立派なオピニオンだと思うのだが、ちょっと危惧したのは「その血液は大丈夫?」ということ。上記「陽性/陰性」の判定は、献血前の短い時間ではできない。医師が問診し咳などがあれば献血させないというのだが、無症状の感染者が多いという報道もある。

 

 感染している人の血液を、輸血を必要としている人に輸血してしまったらどうなるのだろう。感染者を判定できないのなら血液での判定はできないだろうし、血液にウィルスがいたら体力の十分でない人はすぐに発症してしまうのではないか?万一この措置で犠牲者が出たら、それは誰の責任なのだろうか?

 

 やはり感染判定の時間短縮は、急がなくてはいけない技術開発課題のようです。