Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

顔の見える感染者情報

 緊急事態宣言下の「Stay Home Week」が終り、今日からは「特定警戒都道府県」ではないここ熱海では、何らかの緩和が期待されている。この間、熱海市でも4名の新たな感染者が出て、市民はちょっと色めき立った。

 

 最初の感染者の発表は、先月21日。40歳代自営業の女性で、小田原で東京から来た人と食事をし、その人が東京に戻って感染が判明、濃厚接触者として検査したところ陽性だった。巷の噂では、清水町の芸妓見番付近の人だという。

 

 29~30日に、今度は会社員男性とその家族3人の感染が発表された。同時に4月中のある期間、あるタクシー会社の車に乗車した人への警戒情報も出た。これで4人のうちの一人は当該タクシー会社の運転士だったことがわかった。さらにその家族のうちの一人は、市役所前の寿司屋の店員であることも伝わってきた。その4人の住居についてもうわさ話が聞こえてくる。

 

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 熱海は狭い町だ。そのタクシー会社の車もよく見かけるし、寿司屋の前もよく通る。これだけの情報があれば、すでに感染者の顔はネイティブの人たちにはよく見えているようだ。それでもおおむね感染ルートの分かる患者で、広範な市中感染まで行っていないと期待する。

 

 「特定警戒都道府県」ではないと言っても、熱海市は県境の街。連休中でも、県外ナンバーの車は多く通る。市街地のホテルはほぼ閉めているが、郊外のホテルの駐車場は満杯だというブログ情報もあった。それどころか僕のマンションでも、いつもの連休ほどではないとしても「リゾート族」の来訪は多い。

 

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 熱海市街地には無数のレストランや食堂があるが、その大半は通常営業をしていない。閉めているところとテイクアウトのみの営業のところに分かれている。清水町のある機関では、市街地のテイクアウト情報をサイトに載せているらしい。お店にとってはいくばくかの収入になるし、毎日料理をするのが苦痛な人たちもいるだろうからいい話ではある。

 

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 駅ビルではほとんどの店舗は閉めているが、100円ショップやドラッグストアなどは開いている。成城石井と地元のものを売るお店では、夕方になると割引商品も出る。仕入れを絞れていないようで、来客は多くないとみえて大量にお弁当やお寿司が「半額」になっている。これは僕のようなお米好きには有難い。

 

 さて、この街ではどのくらい「緩和」してくれますかね。期待して待ってます。