Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

新型コロナの突然変異説

 僕らの住むマンションには、いろいろな人が住居かリゾートかは別にして所有している。中には珍しいお仕事をされていたり、その経験がおありの方も少なくない。先日マンション管理組合の運営について、長期修繕や設備管理にプロの眼は必要だけれど、決して任せきりにしてはいけないという話をご紹介した。

 

 今日は休日でリゾートの人も多く訪れていたのだが、その中に病理学の医師の方がおられた。以前から共同浴場で時々お会いして、病院の機器のデジタル化や活用のことをお話ししたり、逆に医学的な疑問に答えてもらっていた。久しぶりにお風呂でお会いして、どうしても話は新型コロナウィルスのことになる。最初は、

 

 ・ちょっと報道が過熱していないか

 ・市中感染は起きているのだが、それは各国同じ

 ・特効薬がないことは確かだが、インフルエンザの方が死者は圧倒的に多い

 

 ということで意見が一致していた。しかしその後、お互い推測を交えた話になった。僕からは、武漢病毒研究所から人為的に作られたウィルスが事故で漏れた仮説を話し、先生からは新型コロナウィルスが突然変異した可能性を聞いた。

 

    f:id:nicky-akira:20200223163158j:plain

 

 今日本などで流行しているウィルスは、感染力は強いが致死率は低い。ひょっとして武漢で流行が始まった時には、致死率はそこそこあったのではないかというのが仮説。その後突然変異して今のようになったというなら、武漢周辺の死者の数の多さが説明できる。そういえば・・・と僕が持ち出したのがマイクル・クライトン著「アンドロメダ病原体」のストーリー。

 

https://nicky-akira.hateblo.jp/entry/2020/02/19/000000

 

 田舎町のほとんどの住人を即死させた病原体が、突然変異をして別の能力を持つというのが作者が仕掛けたトリック。実際にそういうことはあると、この先生もおっしゃる。気を付けないといけないのは、いろんな試薬を投与しているうちにそれがきっかけになって突然変異することもあるようだ。

 

 試薬に出会ってもっと凶悪なウィルスになられようものなら、今以上の危機がやってくることになる。「アンドロメダ病原体」はこの先生が医学生だったころ読んだとのことで、「宿主を即死させるウィルスって、逆に脅威じゃないですよね」などと僕が暴言を吐いても、やさしく頷いてもらいました。まあ僕らの仮設、いずれ証明されることもあるのでしょうか?