Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

ビジネスランチ(経団連会館)

 今の経団連会館が建って、10年を越えた。開業間近なころ日本経済をリーマンショックが襲い、企業業績が急速に悪化「派遣切り」という言葉が流行した。「年越し派遣村」のような救済策が行われたが、メディアの中には「新経団連会館派遣労働者に開放せよ!」などとエキセントリックな主張をするものも現れたのを思い出す。
 
 経団連会館は23階建て、経団連事務局のほかシンクタンクである21世紀政策研究所など関連機関、電事連石油連盟などの業界団体のほか一般企業も入っている。僕らが良くいくのは2階から5階で、経団連の会合などに使われる会議場である。

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 2階には大きなホールがあり、300人以上の聴衆を収容可能だ。それほどでもないが、4階にも200名くらいは入るホールがある。今回はここに米国からの講演者がやって来ての2時間の講演会である。2階の大ホール同様ここにも同時通訳の設備がある。
 
 いつもなら2時間同時通訳のレシーバーを耳に当て、耳が疲れたなと思ってオフィスに帰るのだが、今日は呼び止められてしまった。講演してくれた人たちと昼食をするにあたり、日本側の出席者が揃わなかったかららしい。「忙しい」と逃げようかとも思ったのだが、僕がヒマなことは結構知られている。仕方がないので戻って、英語のランチとあいなった。
 
 経団連会館の3階にはレストランもあるのだが、どうも今日はそこから料理を会議室に運んでくれるようだ。卓上には小皿に乗ったパンが2切れ、バターが添えられている。英語であいまいな御礼を講演者に述べて、席に着いた。まずメインの皿が運ばれてきて、チキンのソテーにデミグラスソースがかかったものだった。続いてサラダが運ばれてきて、ビジネスランチの開始。
 
 こんなことなら同時通訳レシーバーを使わないで英語に耳を慣らしておくのだったと思ったが後の祭りである。分からないところを聴きなおしたりしているものだから、デミグラスソースの味もよくわからない。冷や汗をかきながらほぼ食べ終えたのだが、これで終わらないのが、洋食ランチの怖いところ。苦手のデザート&コーヒーというものが待っている。
 
 まあ役に立つ情報も(カタコトの会話の中で)得られたのだが、英語脳が疲れ切ったのも確か。油断して会合を軽く考えていたのが疲労の原因だろうね。次はもう少し覚悟を決めて会議にでることにしますよ。