Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

Noble Suiteを探して・・・

 中国国際航空の機体は、ローマ郊外のフィウミチーノ空港に定刻から約30分遅れて着陸した。陽の短いこの時期、すでに真っ暗である。欧州の中でも南に位置するローマでも、午前7時半に日の出、午後4時半に日没と昼は短い。

 

 今回選んだアパートメントは、中央駅であるテルミニ駅の北西約100mにある。駅前バスセンターである500人広場と、バスの次の停留所のある独立広場のいずれにも近い。ホテルも多いエリアなのだが、Google-MAPで調べても出てこない。もちろん住所は分かっていて、通りの名前・番地を確認しながら探した。

 

    f:id:nicky-akira:20200111075609j:plain

 

 予約したのは、いつものようにBooking-comのサイト。駅から近く55㎡ほどの1DKで、内装がなかなか立派だから選んだ。しかしクレジットカードが使えないなどの情報があって、ちょっと不安はあった。通りのミニマーケットで場所を聞いたりしてみたが、なかなか分からない。困っていると、「NINJA-sanですか?」と声をかけてくれたのが、このホテルのオーナー。重い扉を開き、1階(日本でいう2階)に上がり、さらに2つのドアをぬけて部屋に案内してくれた。

 

 普通の住居の1フラット(100㎡あまり)を2部屋に分けたのがこのアパートメントだというのは、説明を受けて分かった。オーナーさんはこの2部屋を持っていて、「Noble Suite」という名前のアパートメント経営をしているのだ。

 

 渡された鍵は3つ。表通りに出る重い扉のカギ、2部屋共有の扉のカギ、そして僕らのアパートメントそのもののカギ。表通りの番地表示はBooking-comで聞いていたものと同じだが、そこにも2つ目のカギで開ける扉のところにも「Noble Suite」の表示はない。これでは、最初の訪問者はとてもたどり着けない。

 

        f:id:nicky-akira:20200111081828j:plain

 

 それでも、アパートメントの設備はいい。美しい天井画が描かれた寝室、大きなオーブンや食洗機のあるキッチン・・・さらにパンや牛乳、ジュース、フルーツなど豊富な食材が用意されていた。「朝食付き」とサイトにあったのは、こういう食材を用意しておくことだったのかと妙に納得した。

 

 さらに冷蔵庫には、オーナーさんの贈り物としてのスパークリングワインがあった。結構な設備や心づくしは満点ですけど、とてもわかりにくい場所にあったのが難点ですよね。それでも1週間の滞在が楽しみです。