Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

中国国際航空のビジネスクラス(後編)

 羽田・北京のフライトは定刻に到着、ここから僕らの「北京アドベンチャー」が始まる。何しろ家内はローマのコンドミニアムで使う調理器具(そのなかには短い刃物もある)や僕にもよくわからないものを持っている。僕もこの記事をご覧になる方には分かるように、習大人の政策には批判的な方だ。ここで拘束されるかも・・・という危惧はないわけではない。

 

 国際トランジットの列に並んで、何か難民受付窓口のような乱暴な扱いを受けながら、なんとか乗換えゲートにやってきた。ここ北京大興国際空港は昨年9月に開業したばかり。ものすごく広い空港だが、コンパクトな中心部で乗換えは便利だと聞いていた。

 

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 結果としてはそのコメントは正しい。すごく不安だったし、飛行機まではひどい混雑のバスに詰め込まれて困ったが、これも当地では当たり前のことかもしれない。ようやくローマ行きの便に搭乗したところ、前の飛行機とは違う構造に気づいた。

 

 Optima型の配置のようだがちょっと違う。2-3-2の座席配置で、斜めになっている角度が浅いので、全席が通路に接しているわけではない。家内と、少しズレた位置で左15度程度前を向いて座った。なにはともあれ、中国という「封鎖国家」を後にできることはありがたい。

 

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 さてローマまでの10時間あまりの飛行での楽しみと言えば、世界三大料理の一つ「中華料理」である。メインとして「牛肉の四川風」を頼んだ。20年ほど前から中国に仕事で何度か通ったが、現地のアルコ-ル飲料といえば赤ワインである。もちろんそこで採れるものは少なく、大半は輸入だし輸入すること自体が付加価値だった時代の遺物かもしれない。

 

 もちろん美味しかったのだが、前菜もたっぷりだったしパンにご飯までついてきてちょっと食べあぐねてしまった。たまたま日本語吹き替えのあるアクション映画を見つけたので、それを見ているうちに眠ってしまった。

 

 目覚めたのはローマまで5時間くらいというところ。通常日本から欧州へ便はシベリアの北側を飛ぶ。しかし北京発の便はバイカル湖の南を経由して、かなり南よりのコースをとった。珍しい街の名前を見ているうちに、朝食が運ばれてきた。僕が事前に選んでおいたのは、牛肉麺

 

 このスープが絶品でしたね。三大料理は伊達ではないでしょう。30分くらい遅れてローマ・フィウミチーノ空港に着陸です。さあ、これからが本番ですよ。