Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

ポルト・マイヨのプチホテル

 今回のパリ出張、目的地は市内16区のOECD本部である。何度か行って馴染みのある12区リヨン駅周辺とは違って、土地勘のないところだ。市街でも西の端にあたりエッフェル塔よりさらに西、最寄り駅でいうとラ・ミュエットになる。まさにその場所というわけではないが、シャンゼリゼなどで昨年起きていた「黄色いベスト」の騒ぎに近いところだ。


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 さてどこにホテルをとるか考えて、凱旋門シャンゼリゼからは少し(地下鉄駅で2~4駅間)離れたポルト・マイヨに泊まることにした。前回は空港から市内への直行バスは、リヨン駅からモンパルナス駅へ向かう4号線を使った。同じ直行バスで、ポルト・マイヨから凱旋門、トロカデロへ向かう2号線を使うことになる。
 
 この直行バス、料金はやや高い(片道€20弱)が快適で30分に1本やってくるのがいい。時間も、高速道路の渋滞などあるが比較的正確なのがありがたい。ドゴール空港に着いたのが現地時間の午後3時過ぎ、真っ直ぐバス乗り場に行ってポルト・マイヨまでと言うと、「今は一時閉鎖されている」と言う。仕方ないので、凱旋門まで乗っていくことにした。
 
 バスは高速道路をポルト・マイヨで降り、市街地をノロノロ行く。まさにポルト・マイヨのホテルの前を通るのだが、降りることができないのがもどかしい。見ると周辺で大規模な開発が行われているようで、これが「一時閉鎖」の意味だろう。
 
 凱旋門でバスを降り、地下鉄に乗ってポルト・マイヨまで2駅戻った。地下鉄駅も工事の影響から出口が制限されていた。エスカレーターがないので、カバンを持ち上げて長い階段を登った。地上に出ると、まだ午後4時過ぎだというのに陽が沈み始めている。明るいうちに着けただけマシというところ。

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 昔泊まったメリディアンホテルの脇を抜け、巨大なハイアット・リージェンシーを見上げながら今回のホテル「セイント・CYRエトワール」にチェックインした。大規模ホテルに囲まれた、40室くらいのプチ・ホテルである。部屋は2階(日本の感覚では3階)で、さっきバスで通ったテルヌ通りを見下ろすことができる。
 
 お値段はそこそこだったのですが、狭いとはいえ十分な設備はあって清潔でした。今回は2泊です。その間、ゆっくりさせてもらいましょう。まずは、ひと眠り・・・。