Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

リヨン駅の新しい楽しみ

 去年は2度、仕事でパリに行った。今年も3月に行きもう一度くらいは行くことになりそうだ。黄色いベスト運動はパリそのものでは収束しつつあるが、フランス全土ではむしろ拡大しているという。マクロン大統領の求心力低下が目立つわけで、いいニュースは多くない。結局パリの西方面(OECDなど)に行くことが多くなろうが、それでも東側のリヨン駅周辺にホテルを取ろうと思う。プライベートで何度もバスティーユ周辺に滞在していて土地勘があるし、ド=ゴール空港からの空港バスの便がいいところだから。

 
 そのリヨン駅に新しい楽しみができたというニュースがあった。昨年後半パリに駅弁が進出するという話を聞いたことはあったのだが、TGVに乗る機会もないので忘れていた。数ヵ月駅弁販売をやってみた結果によると、ひとつ€12~15(1,500~2,000円)と高価なのだが、そこそこの売り上げがあったようだ。列車に乗る人だけではなく、自宅等に持ち帰って食べる客も4割いたというのが面白い。

    f:id:nicky-akira:20190609222150p:plain

 今年スペインで高速鉄道AVEに乗る機会があったが、2等車なのに非常に快適な車両だった。今度はイタリアやフランスでも、高速鉄道に乗ってみたいと思うようになった。例えば、ニース・パリ間のTGVなどは候補に挙がる。その時に「駅弁」というのもしゃれているかもしれない。例え列車に乗らなくても、リヨン駅のそばに泊まるつもりなのだからホテルでおひとり様ディナーに使えるように思う。
 
 パリ市内の世情を考えると少しブルーな気になる出張だが、新しい楽しみができたように思う。このトライアルそのものは有期とのことですが、いろいろな駅弁屋さんがパリ進出を企画しているとの報道もあります。時間を見て、探すことにしますよ。