Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

Bornheim-mitte駅の市場

 パリの市場として有名なのはバスティーユの市場だが、週2回しか開催されない。フルに場所が埋まるのは土曜日だけである。パリへの旅行時、街をあてなく歩いていてバスティーユの北レピュブリック広場で同じような市場を見た。何軒かバスティーユで見た出店もあり、お店は1週間いろいろなところを廻っているのだというのを実感した。

 

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 こういう移動市場はヨーロッパのほとんどの都市にあり、フランクフルトも例外ではない。昨年の滞在では、アパートメントの最寄り駅「Konstabler-wache」に土曜日に開かれる市場に出かけた。普段は何もない広場で犬を散歩させている人くらいしかいないのだが、この日ばかりは先が見通せないほどの人込み。名物焼きソーセージにも行列ができている。
 
 きっとこういう市場も他にあるだろうなと思ってはいたのだが、ガイドブックにも情報はない。ところがある日、1日乗車券でトラムに乗って「Bornheim-mitte」駅まで来ると・・・おや市場がある!さっそく下車して行ってみた。ここには南北に長いUバーンの駅があり、その上が少し広い道路になっている。そこが水曜日と土曜日に市場になると書いてある。なんと朝5時に開くという。(真っ暗ですよ・・・)

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 土曜日にも開かれるのだから、「Konstabler-wache」の市場とは出店者が異なると言うことだ。100mくらいの道路に多くの店が出ているのだが、当然道の両側には普通の店舗もある。うまく共存しているというか、相互補完の関係にあるように見える。イートインコーナーもあって、カリーブルストなど頬張っている人も多い。この店の消費税は「お持ち帰りの軽減税率か?」と余計なことを考えてしまった。(ドイツのヘッセン州の税制は全く知らない)
 
 ジャガイモの専門店もあり総じて野菜が安く、「Konstabler-wache」の市場になかったスパイスの店もあって、面白い市場だと思った。もう帰国が近いので食材の買い込みができないのが残念。次回のフランクフルト旅行の時には、滞在の早めに来ることにしましょう。日程を調整しないといけないですね。