真夏が戻ってきたような暑さのなか、今日は上着を抱えて羽田空港までやってきた。なぜ上着が必要なのかというと、僕には珍しい公式行事のある会合に出席する出張だからである。また予報によると、行く先の最高気温が20度に届かない日もありそうだからでもある。ロンドンに2泊、こちらは一流のインターコンチが宿で、英国政府関係の各所を廻ることになる。続いてカンタベリーに2泊、こちらは丸2日間の大学での会合で宿舎は簡素な大学の宿泊施設だ。
日英の国際会合に出席する日本メンバーには現役国会議員4名と、外務省・経産省・日銀等のOBで時々TVで見る論客も交じっている。日英の有識者がフランクに意見をぶつけ合う場らしい。だから前半は豪奢なホテルで正装し儀礼が中心、後半はカジュアルな服装と会議室で議論が主体。
先月のイスタンブールの会合も同様だったが、伝統ある国際会議で初めてテーマのひとつにデジタル経済が入ったのが、僕が参加させてもらった理由。事前に事務局から分厚い説明資料が送られてきたので、それを読んでいつもと勝手の違う出張だと緊張している。いつものように羽田の青い日系航空会社のカウンターでチェックインした。ラウンジに入ろうとすると、「本日は別のお部屋を用意しています」とのこと。
以前は普通のラウンジだったのだが、このところ海外出張が増えランクが上がってスイートラウンジになっている。え?それとも別の部屋って・・・VIPルームというらしい。今まで気づかなかったドアの向こうのエレベーターに乗る。ドアが開くとそこにはお出迎えの人がいる。「お食事は?」と聞かれて、「簡単なものを」と答える。ラウンジ/スイートラウンジのときのように自分で漁りに行く雰囲気ではない。それで持ってきてもらった軽食がこれ。綺麗に盛り合わせてくれたのが嬉しい。自分ではこうはいかないからね。
以前シンガポールのチャンギ国際空港に3段階のラウンジ設備があることを知って、記事を書いたことがある。
https://nicky-akira.hatenadiary.com/entry/2019/07/29/140000
再三使っている羽田空港のラウンジも、三段構えだったことを今回初めて知った。トマトジュースを飲んでいるうちに、何人かのメンバーが集まってきた。これから5日間ご一緒する人たちである。まずは挨拶をしておかないと・・・。国会議員の先生もやってきた。皆さん、お手柔らかにお願いしますよ。緊張していますからね。