Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

本場のFish & Chips

 イギリスの地を踏むのは2年ぶり、前回はブリュッセルからロンドン入りし、1泊しただけで慌しく帰国した。その時立ち寄ったのが、先日紹介したNCSC(National Cyber Security Center)だった。その時もヒースロー空港のイミグレーションの意地悪さには閉口したのだが、今回は機内でイミグレーションの優先カードをもらえた。これも日英の国際会議に出るメンバーだからだろう。ラウンジや機内で挨拶を済ませた人たちと一緒に「優先トラック」を行く。列の長さが全く違っていて、あちらに並んでいたらと思うとぞっとする。  

 

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 この便で日本から到着するメンバーは20人に満たないが、事務局が大型バスを手配してくれていてそれでロンドン市街へ向かう。念の為ロンドン地下鉄で使えるICカードは持ってきたが、どうも出番はなさそうだ。ただ高速道路も市街地に入ってからも、渋滞はひどい。せっかく「優先」してもらったのに、ホテルに入ったのは予定を1時間近く遅れてだった。その晩のオプションのイベントに行くには、10分で着替えや荷物の整理をしなくてはいけない。とても無理と断って、ラウンジで知り合った大学教授らと3人で近くのパブに行くことにした。

 割合年齢層の高い会議(僕が中央値くらいかな?)だが、この2人は40歳代と思われる。二人とも国際政治が専門で、この会議のことも教えてもらえそうだ。ホテルを出て1ブロック歩き、路地のパブに入った。国際経験豊富なお二人についていくだけでいいのがありがたい。先月イギリス帰りの連中に東銀座のイギリスパブに行ったのだが、今夜はその本場モノに出会えたわけだ。

 

https://nicky-akira.hatenablog.com/entry/2019/08/16/060000

 

 19時というのはまだ宵の口なのか、店内にはほとんど客はいない。4人掛けのテーブルに案内されてメニューを見た。僕を含めて2人はエールのパイントグラスを、もう1人はハーフパイントグラスを頼む。おつまみはもちろん「Fish&Chips」。

 

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 ビールを呑みながら米中摩擦やロシアの事情、ファーウェイ問題やサイバー攻撃のこと、いろいろ話し合っているうちにおつまみ到着。左が「Scampi&Chips」右が「Fish&Chips」である。揚げたてほかほかはもちろんのこと、Fish(タラかな?)の巨大さに驚く。Chipsというのがいかにビールにあうか感心して、Scampiをつまんでみる。手長エビのはずだが、食感としてはホタテみたいだ。パクパク食べ進み、パイントグラス組2人はもう一杯追加して呑んだ。このあとは公式ランチやディナーばかりの予定です。到着日に地元の名物を食べられて良かったと思います。