そろそろ秋風も吹いてくるはずだが、あいかわらず酷暑の東京である。先だってトルコに出張して戻ってくると、「暑かったでしょう」と聞かれたのだが、「とんでもない。避暑に行ったようなものだよ」と答えていた。実際、東京は35度越え、イスタンブールは最高気温30～32度くらいだった。
こういう時期のランチは、やはり冷たい麺類がいい。ただ最近「冷やし中華」はご無沙汰だ。別に嫌っているわけではなく、オフィス周辺など手近なところに適当な中華のお店が少ないのがその理由。今日も結局やってきたのは八重洲の「小諸そば」。
昼時をだいぶ過ぎているのだが、この店はいつも店外までチケットを求める人の列が続いている。炎天下ではないからいいようなものの、店外に並ぶのはなるべく短い時間がありがたい。今日も気温は35度付近にはきているだろうから。
このチェーンのいいところは、大盛り（1.5玉）が＋30円、二枚盛り（２玉）が＋60円と格安な事。例えば「いろり庵きらく」では、大盛りは＋120円である。並んでいるうちにおなかが空いてきて、メニューは「二枚冷やしたぬき蕎麦」（400円）に決まってしまった。この数年で多少値上がりし、以前は370円だったのにと恨みがましく500円玉を出す。
値上げの「代償」か、それまではそばつゆを丼にかけた状態で渡してくれたのだが、今はつゆが別盛り。自分の好みでかけることができるようになった。つゆは多すぎないのが好きなので、これはありがたい。具はカマボコ、きゅうり揚げ玉。刻みネギはセルフサービスで、ある意味食べ放題。２玉なのでずっしりとした丼を持ち、ゆっくり味わった。途中でネギを足し、つゆを足し、味を調整しながら食べるのが好きだ。
暑くならないで、十分食べられました。何日かに一度はこれを食べるのが夏の定番。今日もごちそうさまでした。
