Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

ビストロパブ「WATERLOO」

 イギリス駐在経験のある昔の仕事仲間に誘われて、今夜は東銀座にやってきた。僕自身はイギリスは数回出張経験があるだけだが、鉄道好きなのでできるだけ「TUBE」こと地下鉄を使うことにしている。地下鉄(Undergroundともいう)の目印は、赤い縁取りをした青地に白文字の看板。

 

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 今夜のディナーのお店は、その地下鉄の看板を目印にすればいいと言われていた。店の名前は「WATERLOO」、日本人にはワーテルローと言った方がわかりやすいかもしれない。ロンドン中心部の鉄道駅で、もちろん地下鉄の乗り換え駅でもある。ビッグベンやロンドンアイにも近く、ロンドンから南西方面への列車が発着する。

 

 入り口の狭いパブで、長いカウンターの奥に4人用テーブルが6つほど。比較的若い女性客が多い。狭い店内はたちまち満席に近い状態になった。3人のうち僕以外の2人はイギリスにいたことがあるので、この店を選んだという。残念ながらビールは日本のものばかり、大阪箕面クラフトビールにした。

 

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 シーザーズサラダと生ハムでスタートして、ビールの次は白ワイン。仕事の話もするのだが、話題の多くは「イギリスの食べ物」。僕の印象ではローストビーフはいいとして、あとはあまり美味しいものには遭遇しなかった。でもこの2人「美味しいものありますよ」というし、現になんでも美味しそうに食べる。で、メインディッシュは・・・「Fish & Chips」だった。

 

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 白ワインが空いたのでどうしましょうかと聞かれ、「ハイボールにしよう」と言った。かの有名な「Fish & Chips」に合うワインを探すのは難しい。ものすごく身の厚い魚である。最初に見たときチキンの丸揚げかと思ったくらいに大きい。切り分けてもらって食べてみると、どうもタラのようだ。

 

 半分くらいのテーブルでこのお皿を注文しているようだから、やはりこれが看板メニュー。お値段は(端とは言え)銀座にしては安めなので、人気は高いようだ。それでもこれがメインとは、いったいどういう駐在生活を送ったのだろうかと、少々気の毒になった。最後に「〆のご飯」代わり頼んでくれたのがイカフリット。これでハイボールが進んでしまい、結局3杯飲んだ。

 

 面白い店だとは思いながら、ちょっと何かが欠けていた。まあイギリス気分に浸るには、いいお店なのでしょう。