Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

イスタンブールを食べる

 まる2日間の会議も終わり、あとは無事に帰るだけ・・・と思っていたら、現地の支店の人がディナーのレストランを予約してありますと言ってくれた。フライトは翌未明の2時前だから、変則的だが今夜の22時にチェックアウトして空港までの車に乗るつもりだった。機上で「空飛ぶシェフ」の料理でも食べればいいやと思っていたのだが、お誘いがありがたかったので一緒に出掛けた。

 

 一昨日の到着も深夜だったし、まる2日の会議も同じホテルだったからイスタンブールの市街は眺めただけ。ボスポラス海峡沿いのレストランに出かける15分ほどの行程で、初めて街並みを見ることができた。坂の多い街で、繁華街のネオンなどはアジアの都市のそれと大きな違いはない。狭い路地に入って車から降りると、目の前が海峡だった。

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 現地の支店の人、中東各国からこの会議に来た人、僕らのように東京から来た人・・・共通点はこの会社に勤めていることだけだ。手を伸ばせば海水に触れられそうなテーブルに案内されて、まずはトルコビールで乾杯。ややぬるめだが、香りはいい。

 

 前菜は、いろいろなものをまとめて頼んでもらった。貝類やイカ・タコ、色とりどりの野菜が出てきて、僕は主にイカと野菜の天ぷら風を取り皿にとった。海峡をさまざまな船が往来する。貨物船も、クルーザーも・・・へさきにウェディング姿の男女を乗せた船が、船内から響く祝福の歓声とともに通り過ぎた。いつも間にか手元のグラスは白ワインのそれに代わっている。

 

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 19時から始めたディナーだが、日の沈むのが遅いここではメイン料理と赤ワインになってもまだ明るい。僕が頼んだのは、牛肉の煮込み料理。一本だけ添えられた根っこ付きの万能ネギがアクセントだ。昨日のテラスでのパーティでは白ワインばかり飲んでいたので、赤ワインを飲みたくて牛肉にしてみた。前菜のイカ(カラマリ)や野菜の天ぷらは美味しかったのだが、牛の煮込みはパサパサしていてちょっと残念。それでも香り高いワインと食べるとなかなか宜しい。

 

 骨付きの牛肉は全部食べ切れなかったのだけれど、ワインだけはしっかり飲みましたよ。さてホテルまで戻ってゆっくり着替えて、チェックアウトしましょう。帰り道も遠いですから。