昨年の春、八重洲地下街のイタリアンレストラン「サピド」が閉店してしまった。時々牛の胃の料理「トリッパ」を食べに行っていたのに、残念である。それで、その跡がどうなるのか見ていたら、この店がやってきた。
「さんわ、さんわ、さんわの若鳥、美味しいったらないね♫」
というCMソングは今でも耳に残っている。
名古屋勤務の時代にも、何度か食べたことがある。もうどこだったか覚えていないが、名古屋栄セントラルパーク付近だったような気もする。鶏のモモ肉を使った親子丼が定番メニューだった。それから20年以上、すっかり忘れていたのだが八重洲地下街にやってきたのは嬉しい。
割合混んでいるようなので、昼時を外して行ってみた。まず最初にお会計をして、食券代わりのプラスチック札を貰って席に着く。カウンター中心で20席くらいだろうか、午後2時ころなので客は僕のほかには3~4人しかいない。
選んだのは鶏唐揚げ定食、951円なり。大きな唐揚げが4個と、つくね団子が2個、キャベツの千切りにはごま風味のドレッシングがかかっている。味噌汁は、何故か白味噌(名古屋は赤味噌が普通)。小さなつくねが2個入っていた。つくね団子にかかっているタレは少し甘すぎたが、唐揚げはずっしりとしてジューシー。ゆっくりかみしめながら、味わった。うーん、20年ぶりかね。
この店は唐揚げやつくね串など、テイクアウトのメニューも充実している。懐かしい店が職場の側に来てくれたのはありがたい。また来ますよ。ちょっとランチには高いですけどね。