Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

帰路の26時間で感じたこと

 長いようで短かったローマ滞在も終わり、あとは無事に帰るだけ。午後1時にホテルを出て、フィウミチーノ空港へ向かう。日本時間では午後8時である。往路は自宅を出てからチェックインまで約29時間かかった。帰路はそれよりマシとはいえ、帰宅は翌日の午後10時ころ、おおよそ26時間の旅程である。

 

 またカタール航空の2種のビジネスクラスを、ドーハのハマド国際空港で乗り継ぐことになる。往路は物珍しさで舞い上がっていたのだが、今度はちょっと冷静にカタール航空の実力を見てみよう。ローマ・ドーハ間の約5時間は、開放的なシートで過ごす。ドーハ・成田間の約10時間は個室タイプだ。どちらが好きかと言われたら、僕は個室の魅力も捨てがたいが、開放的な方をとりたい。(別に閉所恐怖症ではない)

 

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 次に食事だが、両方とも離陸してすぐにディナーを持ってきてくれるのだが、おなかの具合とのタイミング調整が難しい。それほど食欲がないときは、チーズの盛り合わせを貰ってワインをたしなむくらいにする。両方でやってみたが、もちろん内容に大差はない。お腹にたまる食事も、ドーハ・成田間の方が多少バリエーションが多いくらいだ。さらにワインだが、こちらも似たようなもの・・・といっては失礼な話で、なかなかすごいワインがリストに並んでいる。

 

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 喜んで何杯か試してみたのだが、感動的なほど美味しいとは思わなかった。これには2つほど理由が考えられる。ひとつには、食事とうまくあっていないこと。すべての食事がハラル対応しているということも影響しているのかもしれない。もうひとつには、航空会社の人が実際に味わって銘柄など選んでいない可能性だ。イスラム教の教えではワインをなめることも(ひょっとして嗅ぐことも)許されない。世評で銘柄を揃えて、フィードバックをかけていないのではないだろうか。

 

 総評としては、悪く言えば設備など品ぞろえは120点なのに、運用がー40点のような感じだった。もちろん、合計80点なので満足はしているのだが、改善の余地はある。最後にすこし持ち上げておくと、下の写真はバスマティ・ライスのドライチキンカレー。これは本当に美味しかったですよ。