Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

春花園BONSAI美術館(前編)

 新宿滞在3日目、今日も植物関係のところに出かける。ターゲットは江戸川区にある「春花園BONSAI美術館」。1年ほど前、家内が日経の記事に「盆栽の風雲児・勢いの塊」とあるのを見つけ、一度行ってみようということになった。盆栽は古い日本の芸術の一つ、箱庭よりもっと小さな植木鉢の中に小宇宙を創るものだ。

 

 最寄り駅は都営地下鉄瑞江駅、もしくはJR総武線小岩駅である。昨日行った江東区よりさらに西、川を渡れば千葉県というところ。瑞江駅小岩駅間を都営バスが結んでいて、瑞江駅の方が近かったので都営の新宿三丁目駅から新宿線に乗った。すごく遠く見えたのだが、乗り換えなし所要30余分で瑞江駅に着いた。

 

    f:id:nicky-akira:20190503125702j:plain

 駅から都営バスで15分ほど、案内に示されたバス停で降りて地図にしたがって歩いていくと住宅街の中に土塀に囲まれた一角があった。30本以上の国旗が並ぶ中に入り口があった。ここで800円/人を払って入場する。ここへ来る間「名主屋敷」というバス停があったが、それを思わせる2階建ての古民家がありその前庭に数多くの盆栽が並んでいる。かなりの大きさの松の盆栽が中央にある。成長の遅い松をこれほど育てるには100年単位の時間がかかるように思う。

 

 入り口右手は工房、枝の剪定をしたり鉢の植え替えをしている様子が見られる。土塀の上にも展示スペースがあって育成中とは思われるものの、相当大きな鉢が並んでいる。盆栽を高いところに上げると、強風等で転げ落とされるのが不安なのだが、ワイヤーや強化ビニールコードでしっかりと固定されている。

 

        f:id:nicky-akira:20190503125608j:plain

 松の盆栽がメインのようだが、記事によると1,000杯を超える盆栽があるとのこと。何杯か、サツキツツジの鉢があって懐かしく思った。僕の実家は一時期サツキツツジを(それこそ)1,000鉢作っていたことがあって、子供ながら手伝いもしたし多少の知識も得ている。「真如の月」とか「紅梅」という品種の鉢があったが、15万円という値札をみてびっくりした。

 

<続く>