IT産業は技術革新の激しい業界だから、常に新しい市場を開拓し続けなくてはいけない。そのためには、
・コストが合わずITを使っていなかったという地域や業界なら機会はある。いずれ合うから。
・使わなくても不自由していないという地域や業界には、いろいろ仮説を立て導入効果を説明する。
・ITを使うスキルも体制もないという企業には、社員教育から運用受託までメニューを広げる。
・紙文書での処理が規制で定められているなどの場合には、規制緩和を政界・官界に働きかける。
が必要である。これらは、実際僕がやってみたことである。一方いろいろやっているうちにおカネに振り回されているかも、という思いが強くなってきた面もある。
・コストが合わずITを使っていなかったという地域や業界なら機会はある。いずれ合うから。
・使わなくても不自由していないという地域や業界には、いろいろ仮説を立て導入効果を説明する。
・ITを使うスキルも体制もないという企業には、社員教育から運用受託までメニューを広げる。
・紙文書での処理が規制で定められているなどの場合には、規制緩和を政界・官界に働きかける。
が必要である。これらは、実際僕がやってみたことである。一方いろいろやっているうちにおカネに振り回されているかも、という思いが強くなってきた面もある。
おカネを扱うことが好きな人は、おカネのステージを定年まで維持したいと思うかもしれない。ビジネスマンとしては当たり前のことで、IT産業もその例外ではない。でも僕は、本当はおカネも面倒くさいのだ。そこで40台後半から、次のステージを模索し始めた。ふと思い出したのが、ずっと昔に聞いた先輩の言葉。
「若いうちは技術を活かして好きなことをやれ。中堅になったら、カネを握って事業に貢献しろ。その後は人脈を活かして会社全体の潤滑剤になれ」
というものだった。彼は、高度成長期を担ってきた人で、典型的な会社人間だった。そのサジェッションを聞いて次のステージは人脈かもしれない、と思った。幸い上記のようにいろいろな業界・地域と関わって仕事をしてきたので、お客さま含めて社内外の知り合いは多かった。それから、少しずつ業界団体や学会、協会のセミナーなどに参加協力することにして、業界紙に寄稿するようにもなった。最近は、IT活用というよりデータ活用をどうするか、社外の人たちと考え続ける日々だ。
ドッグ・イヤーどころかマウス・イヤーのようなスピードで変遷するIT業界、その中で40年生きてきた。それだけで十分幸せだったのだろうが、あと少しNINJAを続けます。