Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

日独サイバーセキュリティ会合

 先週第一衆議院議員会館のホールでサイバーセキュリティをテーマにした丸一日の会合があって、参加することになった。東京メトロ丸の内線の国会議事堂駅を降りて、まっすぐ西に向けて地下道を行くと第一衆議院議員会館の地下入り口に行き当たる。ただここは関係者しか通してくれないので、来訪者の僕たちはいったん地上に出る。

 

 いつもは持ち物のX線検査を通るのだが、こういうイベントの時は事前登録者は別の入り口から入れてくれる。1階を一番奥まで行くとホールがあって、詰めれば200人くらいは入れそうな会議場がある。今日の参加者は100名くらい。中央には丸テーブルが用意されていて、登壇者はそこに指定席がある。

 

 10時に開演、主催はドイツ大使館や海外団体なので英語であいさつが始まり、同時通訳のイヤホンを付ける人も出始める。日本の暗号論の重鎮の先生の基調講演が最初で、その後15分ほどの短い講演が連続して用意されている。大半のスライドは英語だが、スピーカーは日本人でも英語で話す人もいる。なかなか国際的になったものだと思う。

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 ありがたいのは日本人もドイツ人も教科書的な英語を話してくれるので、英語をが苦手の僕でもなんとか付いていけること。いくつか聞いているうちに、ドイツ側のプレゼンはソリューションやテクノロジの紹介が多く、やはり売り込みだなと理解した。主催は正式にはドイツ大使館ではなくバイエルン州政府代表部のようで、ミュンヘンニュルンベルグでのイベント紹介や、バイエルン所属の企業の説明が多い。

 

 ドイツ南部バイエルン州は、世界でも指折りの工業地帯である。第二次世界大戦の名機メッサーシュミットバイエルン航空機の開発によるもので、MeではなくBf-109と呼ばれる。Bfはバイエルン航空の略だ。

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 そのうちに昼時になった。隣の部屋にはランチビュッフェが用意されていたので、ウーロン茶を片手に食事を取りに行った。お寿司が各テーブルにあったけれど、やっぱりドイツものを食べたい。まず向かったのはソーセージのお皿。見たところ日本でも手に入るような小振りのソーセージばかりでちょっと残念。太いののスライスが好きなんだけどな・・・。ま、文句を言わずに食べて、午後もセッションいっぱいあるのだから。