Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

異国でのバースデーパーティ

 公式行事をすべて終えて、明日は帰国という夜。身内の4人だけでディナーとした。なかなかホテル近くのレストランの空きが見つからず、松山空港に近い百貨店内にある「真心台菜」まで出かけることになった。タクシー(*1)に4人詰め込まれて話しているうちに、一人がお誕生日だと分かった。打ち上げパーティのつもりだったが、バースデーパーティに変更。

 

    

 

 野菜料理、肉料理を大皿で注文。お酒は温めた紹興酒を1本(急須に入って出てきた)と白ワイン(ソーヴェニオン・ブラン)を1本。自由に注いで飲むことにした。僕はもっぱら白ワイン。スパイスの香り高い野菜料理にも、しっかりとした味付けの肉料理にもよく合う。現地の人にも聞いたのだが、紹興酒の需要が減っているらしい。極端に言うと「料理酒としてしか使わない」のだそうだ。じゃ、代わりに何を飲むかというと、スコッチウイスキーのフルーツジュース割りが人気らしい。とても食中酒とは思えないが、トレンドなのだろう。

 

 誕生日を迎えた彼は、先日初孫が産まれ「おじいさん」になったという。二重のお祝いである。中国語が話せるメンバの女性によると、中国ではお祝いに肉より魚が好まれる(より高級)とのこと。それでは、と注文したメインはシーバスの蒸し物。ソースは特製の<ミキコソース>だという。

 

    

 

 薬味というには多すぎる青菜の千切りと時々顔を出す赤トウガラシ、これにソースに浸した魚肉をまぜて取り分ける。白身のさっぱりした肉だが、さわやかな風味の醤油ベースのソースがいい。

 

 米中対立の焦点となっている島だが、軍事的な緊張感は感じられなかった。やはり「政治は政治、経済は経済」なのだ。そんなことを考えながらワイングラスを傾け、他愛もないおしゃべりで過ごした。最後に「おじいさん」を中心にして記念撮影、店の人が笑顔で撮ってくれました。3泊4日、いい滞在でしたよ。

 

*1:台北のタクシーは本当に安く、20分以上走って1,000円しない。