ある業界団体の会合でお話しをさせてもらうため、大阪へ出かけることになった。数ヵ月前から決まっていた件なので仕方ないのだが、これだけ大阪での蔓延が広がっても予定通り「キャッスルホテル大阪」で開催するとの案内がやってきた。ただ予定していた会合後の懇親会は中止とある。半分だけほっとして、ホテルと新幹線の手配をした。
以前もこぼしたように、大阪は熱海からは割合遠い。こだまで名古屋まで行き、のぞみに乗り換えるのが普通だが、それだと所要２時間45分くらい。関西の支社と相談して、昼前に新大阪に着く列車を予約した。
ちょうど寒波がやってきて、朝日を浴びても肌寒い。不慣れなホームと乗車位置（指定席も久しぶり）で列車を待つ。車内はガラガラでゆっくり本を読みながら２時間、名古屋駅で隣のホームにやってくるのぞみに乗り換えるが、所要４分。接続はいい。
新大阪駅で現地の人と待ち合わせ、午後ひとつ訪問先を決めていてそれが「大阪商工会議所」。各地の商工会の中でも大きな団体で、中小企業約30,000社が加盟している。今回は中小企業のIT導入やサイバーセキュリティ支援について、意見交換させてもらうことになっている。
まずは社内の意識合わせということで、支社の人とランチを兼ねた打ち合わせ。案内してもらったのは、本町橋に近いビルの地下にある「Le日本食堂」というフレンチレストラン。落ち着いた店内で、お客さんはわずか。レモンを加えた水を飲みながら、選んだメニューはハンバーグ定食（1,000円）。朝は軽くしておいたし、夜は会合の後でしか食べられないので、ここはしっかりお腹に収めたい。
左上のクリームスープがいい香り、隣のサラダドレッシングも爽やかな味わいで期待が持てる。ハンバーグにはカブが付け合わせだが、上に乗っかったチーズがいいアクセントになっていた。肉汁たっぷりのハンバーグを食べているうちに、徐々にお客さんが入ってきた。ワインも美味しそうな店だが、時短営業を言われてお困りだろうなと思う。
ゆっくり食べながら商工会でお話しすることの要点をまとめ、いい感じで店を出ました。２ブロック先の商工会の前では、初代会頭五代友厚ら３人の銅像が出迎えてくれましたよ。お邪魔します。
＜続く＞
