Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

一年間で一番憂鬱な日

 1~2日前から、お酒はどうしようか、食べ物で注意することは何か、などなど気にしなくてはいけないし、前夜は20時までに食事は済ませて、その後は飲食できないし、とかく憂鬱になる日がやってきた。そう恒例の「半日人間ドック」である。60歳を越えても、これまで致命的なものは見つかっていないし、おかげでのうのうと暮らしていけることは感謝しなくてはなるまい。

 

 とはいえ、囚人のように番号で呼ばれ、あっちいけ、横になれ、息を吐け・・・吸えなどと指示されるのには釈然としないものも感じる。30歳代のころから雇用主の指示(直接的には「天敵」のひとり総務部の指示)で、人間ドックなるものに通うようになった。当時は田舎の事業所暮らしだったので、田舎の病院が総務部と提携していて、そこにかかることになる。当初はそこしか知らなかったから「人間ドックってこんなもの」と思って不満も無かった。しかし、わずかな数値の違いを盛んに強調する医師で、「当院で再検査を」としつこい。


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 知り合いの医療関係者に聞くと、「マッチポンプだね」との答え。無理に病気をでっちあげ、顧客創造・市場開拓をしているのではと疑った。10年余りがたって中央に転勤になり、企業が持っている病院で受診するようになるとそこは違って、無理な市場創造ではなく社員の健康管理という姿勢が見えた。
 
 おかげで今まで生きながらえてきたのだが、朝から何も口にできずいろいろ小突き回された上、最後は白くて重い液体を飲まされて動くマナイタで転がされる・・・これらが憂鬱なことに変りはない。結果を見ての生活指導まで受けて、ようやく朝ご飯。
 
 ヘルシーなのはわかるが、以前は2段重ねのもっと豪華なお弁当だったよな、などとバチあたりなことを考えながら終えました。なにより、これで1年自由と思うと・・・ありがたいですね。